カテゴリ「社会・政治・思想」の記事一覧

生成AI先生に、生成AIの可能性と人間の可能性との関係を聞いてみた。

【芦田】自然のゆらぎの風景、つまり葉っぱの舞い落ちる、煙が立ち上る、魚が水槽や池や川を泳ぎ回る〈複雑系〉を普通にみて育つ、人間の思考の人間らしさにとって、それがシミュレーションできないとすれば(それらを〈見る〉〈感じる〉ということがどういうことかをシミュレーションできないとすれば)、やはりAIは人間にはなれないのかなと思いますが、あなた(生成AI)はどう思いますか。そもそもすべては〝ゆらぎ〟ではないかと。...

大学教育における〈批評〉の不在について ― 吉本隆明の〈文学体〉と〈話体〉(解説Podcast付き)

高校生のとき、圧倒的に影響を受けた吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』。前半の〈自己表出〉と〈指示表出〉という概念装置は、誰でも知っていると思うが、私があらーと感心したのは、実はⅣ章以降の〈表現転移論〉。...

Netflix『メシア』を見た ― なぜ宗教にはペテロやパウロやユダみたいな周辺の人物が必要になるのか。(解説Podcast付き)

Netflix『メシア』。これは内容的に超大作というか問題作というか、最初みたとき衝撃を受けました(最近三回目をみています)。...

憲法第九条第二項の改正について ― 日本のリベラル派の平和主義について(解説Podcast付き)

憲法第九条第二項を改正しないというのは、自衛隊員の人権を無視していることと同じだということについて、リベラル派は何も考えついていないのでは。 自衛隊員を〝国民(=市民)〟の外に置いて、自分は平和主義者だというのは、アホだと思う。どこがリベラルなのだ。...

しかし、死ぬ(sterben)とは、死をその本質へと担い出す(austragen)ことである。

朝から凜々しくハイデガーの一文から。このテキストでの Austragの使い方は圧倒的だ。私も、大学生の時にこの語の、このような使い方がわかっていれば、もう少しまともな、存在論的差異の解釈ができていたかも。私の時代には『同一性と差異』という論文以外に Austragという言葉はなかった。...

女性の性愛のヒステリー傾向(ジャック・ラカン)について

これは、女性の性愛の基本の傾向(ラカンの言うヒステリー症)。ユーミンの歌詞に出てくる女性は、男性の願望に過ぎないし、バックナンバーの歌詞に出てくる男性は、(女性にとっては)いい迷惑という感じでしかない。女性の時間性、あるいは、ヒステリー症の時間性は、〈将来(未来)〉ということだ。いつも前を向いて生きている。それに比して、男性(強迫神経症)の時間性は、過去ということになる。...

中道改革連合と国民政党とポピュリズムと ― 小林秀雄と太宰治と吉本隆明を思い出した(解説Podcast付き)

中道改革連合がポピュリズムでないとしたら(「平和と安心」と言うのだから、ポピュリズム以外の何ものでもないが)、労組と宗教団体に依存しているからだが、連合の労働者組織率も20%以下なのだから、もはや、両者の組織率や宗教性に鑑みれば、中道改革連合は国民政党ではない。〝国民〟政党でない分、ポピュリズムではないとしたら、筋が通っている。...

消費税減税の是非と観光立国の展望(解説Podcast付き)

訪日外国人が昨年(今年度)だけでも4000万人もいるのに(想定される消費税収入は約10兆円)、消費税を下げる政策は、とんちんかんな政策でしかない。外国人と国内のお金持ちから、まともに税金を取れるのは消費税しかないのだから、消費税に手を付けるのは無策(選挙対策)としかいいようがない。低所得者対策、物価対策のために消費税減税とはアホな施策。やるなら給付付き税額控除。...

令和四年度からの高校の普通科4分化体制について ― またしても教育格差が拡大する普通科の〝多様化〟(解説Podcast付き)

アホな文科省は、令和四年度から、高校の普通科「改革」のなかで、普通科を四つに分け始めたことを、みなさんご存じですか。 普通科(従来の)、 学際領域学科、 地域社会学科、 その他普通科、...

NHK朝ドラ『スカーレット』(2019)を今頃見ながら、〈昭和〉と高市政権とリベラリズムを考える(解説Podcast付き)

NHK朝ドラ「スカーレット」(2019)の主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)は、昭和12年生まれ。私より17歳年上。 このドラマ、昭和の時代を辿る意味で、貴重な風物誌が展開するが、私の父親は昭和元年生まれ。敗戦時にはちょうど多感な青年だった。 戦争教育を受けて、占領軍の自由と平和の日本国憲法(歴史的には非軍事化の日本弱体化政策)という変遷を多感期に生きた父親は、一体その〈変化〉をどう思っていたのだろう。 父8歳で日本は国際連盟脱退。11歳で二・二六事件。15歳で大政翼賛会誕生。16歳で太平洋戦争開戦。父は、赤紙で召集されたが、出征の手前で終戦を迎え、戦争体験はない。 吉本隆明は大正13年生まれ。父の二つ上。要するに軍国青年という点では吉本と父は同じ時代を生きて、軍国教育と〝平和〟教育との矛盾を体験した世代。 なぜ、私は吉本の〈転向〉論には関心を強く寄せたのに、傍にいる父親に、その矛盾の襞を聞...

生成AI先生から情報を得ることとテクストを読むことと。

生成AI先生は、あらゆることをまとめる〝能力〟についてはとても長けているが、テキストを1行1行読み込んでいくプロセスの中での、著者の心の〝彩〟みたいなものが見える個所がいくつか見つかる読書の体験を再現することはできない。...

高市解散の大義について(解説Podcast付き)

●高市解散の大義1.0(1月15日の解散会見の前に書いた記事)※解散会見後の大義の追加は「この続きを読む」をクリックしてください。※※解説Podcast付き (1)少数与党のままではやりたいことができない(石破を破った意味が無い) (2)石破予算に過ぎない予算案をそのまま通しても意味がない(選挙に勝って、「責任ある積極財政」からの大幅な予算案修正を行いたい) (3)「責任ある積極財政」に対する与野党の〝反対勢力〟を押さえ込みたい(本当は減税反対派の自民党内候補者に小泉的な落下傘候補者を立てたいくらいだ) (4)どうでもいいようなアジェンダで予算委員会(国会)を開催するくらいなら、直接国民の前で選挙戦を戦った方がはるかにまともな議論ができる。 (5)「党内的にも国会的にも少数派である私(高市)にみなさんの力をください」がこの解散総選挙のスローガン。...

高市首相(総裁)の勝敗ガイドラインの意味について

報道ステーションは、高市会見の自民党+維新で過半数という勝敗ラインの提示を、これまでと変わらない、解散の意味がない、と相変わらず頓馬な〝解説〟をしているが、そんなアホな。公明党なしの政権確保というのは、大きな前進ではないか。...

2026年、元旦。あけましておめでとうございます ― 不在の死と死の不在と。

若い人が将来どんな人物になるのかということには、こころを砕いてきたが、その人物が生きている時間を共有できないというのが、自分が死ぬということだなというのをやっといまわかるようになった。...

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