中道改革連合がポピュリズムでないとしたら(「平和と安心」と言うのだから、ポピュリズム以外の何ものでもないが)、労組と宗教団体に依存しているからだが、連合の労働者組織率も20%以下なのだから、もはや、両者の組織率や宗教性に鑑みれば、中道改革連合は国民政党ではない。〝国民〟政党でない分、ポピュリズムではないとしたら、筋が通っている。

それ比べれば、右も左もいる(その上に官僚組織まで付いている)自民党の方がはるかに「寛容」な国民政党だと言える。

「平和と安心」と言うのは、共産党が二段階革命論の立場で〝国民〟を前衛主義的に欺くときに使う言葉だが、この中道改革連合は、真面目に「平和と安心」と言うのだから、共産党よりもっとたちの悪いポピュリズムだ。

民主党が政権を取ったとき、どれだけ硬直した権力主義になったことか、よく思い出せばいい。日本のリベラリズムは、思考の衰弱でしかない。そもそも、ポピュリズムとは、その本質において、組織依存しないということなのだから、日本の左翼が国民運動を形成したことなど一度もないのだ。

日本の右翼(保守)は、(世界一の)国学と天皇制の歴史を後ろ盾にしているが、これに左翼が対抗するのは、とても大変なこと。高市人気くらいで、「中道」しかないと叫ぶくらいなら、もっとしっかり勉強しないと。

小林秀雄に、太宰治と吉本隆明が泣きついても、相手にしてもらえなかった絵図が今でも痛ましい。それは実力のなさが痛ましいのではなくて、心理的なものだ。しかしこの感情性にこそ、日本の保守思想の本質がある。

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