カテゴリ「社会・政治・思想」の記事一覧

Ample make this bed.(エミリィディキンソン)

ディキンソン詩集を岩波版(対訳ディキンソン詩集http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/5/3231010.html)、思潮社版(ディキンスン詩集http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3aefc10412c880103cc4?aid=&bibid=00953139&volno=0000 、http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4783725012/qid=1096207919/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-8962577-3917036)、双方とも読んだが(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=344)、亀井俊介(岩波版)の解説も新倉俊一(思潮社版)の解説もくだらなかった。そ...

病院は面白い。

病院は、面白い。今日も朝から、家内のMRI検査で約1時間、その後ステロイド点滴で午前11時から、3時間くらいの予定で待たされているが(ただいま12:40)、老若男女、貧富差、職業差入り乱れていろいろな人が私の眼前を通り過ぎる。キョロキョロしているのも怪しいから、時間潰しに、例のエミリィディキンスン詩集(思潮社の「海外詩文庫」版)を読んでいるが(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=341.334.3)。...

ディキンソンの原詩を見つけた。

エミリィディキンソン(1830−1886)(http://www.h2.dion.ne.jp/~hemlock/index2.htm)は、アメリカ19世紀を代表する女流詩人(http://www.h2.dion.ne.jp/~hemlock/index2.htm)。生存中には、詞は一切発表されなかった。彼女の死後、妹ラヴィニアがチェストの中から1700編を超える詩編を見つけたらしい。『ソフィーの選択』で使われるなんて思いも寄らないことだろう。そんな彼女のために、一晩かかって、Ample make this bed.の原詞を探し出しました。さすがに私の書斎(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=315.313.1)の中にはディキンソンの詩集は一切なかったものですから、結構苦労しました。 映画の中の訳詞はそんなにも間違っていませんでしたが、「th...

江川はくだらない ― 昨夜の日本テレビと野球界騒動

野球界がさわがしいが、私は直接の当事者たちの発言よりもまわりの野球解説者(選手上がりの)の発言の方が気になる。この人たちの発言を見ていると、将来の(近々の)監督候補者が誰なのかがわかる。選手会寄りの発言をしている(一見ラディカルな)解説者たちは、もはや監督復帰が不可能な(才覚の摩滅した)、影響力の全くない完全リタイヤ組だし、「選手会にも問題がある」と言う人たち(自分自身の意見を言わず、「良く話し合いをして欲しい」と言う人たち)は、監督になる(なれる)ことを意識している人たちだ。...

スーパーマーケットの買い物は深淵だ。

家内が退院した今でも(退院した今こそ)未だに家族に夕食を作り続けている私だが(小鳥!?が親の持ち帰ってくる食べ物を待つように家内は私の遅い帰宅の食事を待っているが)、それでもそのことによって新たに発見することも多い。 スーパーの買い物上手は、年金暮らしのおばあさんだ。レジで並んでいるときに、かごの中身をみていると、かご一杯に買い物をしているのに、1000円台だったり、中には1000円以下の人もいる。 なぜ、そうなるのか?  中身をよーく見てみると、野菜をはじめ“生もの”ばかりが並んでいる。“生もの”が多いというよりは、パッケージされたものが少ない。箱に入っていたりするもの(完成品)が少ない。当然のことながら、一つ一つの単価が安くなる。だから量があっても総額で1000円を切ったりする。 このおばあさんたちは、だから決してペットボトルなんてものを買ったりはしない。それならば実際にお茶を沸かして...

私の“蔵書" ― 全集、講座ものだけ教えます。

「絶対に貸さない」(http://www.ashida.info/blog/2004/06/hamaenco_4_56.html)という記事を書いたら、「何冊くらい本をお持ちですか」とメールが来ました。そんな“秘密中の秘密”には答えません(私は自分の本をすべて50音順に公開する立花隆ほどバカではありません)。あたりさわりのない全集、講座ものだけに絞って“公開”しておきます。中学3年の時に出会った『フロイト著作集』(人文書院)以来、最近の『丸山真男集』(岩波書店)までのすべてです(まだ見落としているかもしれませんが、ドイツ語やフランス語を打ち込むのは面倒くさいので外国語文献はすべて省いてあります)。なお全巻を有しているものだけに限っています(かつ、自腹で買ったもの)。...

蓮池父を尊敬する。

私が、ここ数日の拉致家族の言葉で印象に残っていること。それは蓮池父が、自分の子供が朝鮮で生まれたときに、長女に「重代」(存在感のある重みのある女の子になって欲しい)、長男に「克也」(複雑な時代に生まれて様々な難題に打ち克つ人間になって欲しい)と名付けていたことだ。呼び表すことも出来ない(いつ呼び表せるのかもしれない)名前を密かに(まさに超観念的に)付けたとき、蓮池父は、そのとき充分な思想家だった。...

年金「三党合意」大反対

「三党合意」なんて、全く意味がない。 菅直人や民主党執行部(エセ現実主義者である岡田や野田たち)は、「放っておいたら、絶対多数を有している自民・公明の年金案がそのまま認められ、10年間掛け金は上がり続け、給付は下がり続ける」なんてバカなことを言っている。それに比べれば、「三党合意」は3年後の見直し機会を作ったという。「単なる反対は、自民・公明の思うがまま。責任野党は反対だけではダメだ。100年経っても、そんな反対だけの野党では政権は取れない」。菅直人も日曜日一日中テレビでこの意義を訴えていた。これこそばかげた“理由”だ。 いったい菅直人たちは、10年間、政権を取るつもりがないのか? あるいは自ら加わった「三党合意」ですら3年先のことだ。これはみずから、今後少なくとも3年間、民主党は政権を取りません(取れません)と暴露しているようなものだ。 政策変更や政策修正の基本は政権交代だ。政権交代さえ...

早稲田の没落

 先週も忙しかった。特に金曜日に高校の先生を招いての専門学校見学研修会、土曜日の16年度入学生保護者説明会。前者は約1時間。後者は1時間半の講演形式。二日続いて、こういった形で人前に立つのはさすがに疲れる。保護者に学校の教育方針を説明するというのは当たり前で、一生懸命に話せば通じるが、しかし高校の教員にわが学園の授業評価システムを話すのは緊張する。授業評価を嫌う教員が多いからだ。案の定、「授業はプライベートなものですが … 」と質問する高校教員がいた。「そんなわけないだろ」と心の中で叫んだが、そうも言えず、「一人で悩むことはないでしょ」とかわしておいた。しかし、全般に質問は活発に出て、授業評価についての関心はやはり高い。  その前日、息子の早稲田の入学式(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=268.124.54)に午前中1時間ほど参加してき...

2003年度卒業式式辞 ― 単純な仕事にほど差異がある

 昨日の卒業式、うかつにも証書授与のときに、泣いてしまった。インテリア科の学生が一人、入学してまもなく夏休みを迎える前に急性白血病で亡くなり、その学年の卒業式だったのを緊張で忘れていた。科長がその学生の名前を「今はいないけれども読み上げます」と言ったときに急に思い出して、代表学生が壇上に上がり私の前に近づいてきたときにはもうダメ。すでに大粒の涙がこぼれ落ちていた。...

経済産業省との対話(2)  ― 〈人材〉とは何か?

 経済産業省との対話(1) ― コミュニケーション論の出所(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=271)の続き。  「大学はそうだとして、われわれはこれからの時代に専門学校は大変重要な役割を担うと思っているのですが、そのあたりはどうですか」  「いや、全然ダメだと思います。まず人材がいない。専門学校は結局のところ、あなたたち官庁や大きな企業の認定資格や認定校というできあいのブランドにずーっとすがってきた。一条校の大学や短大とちがって、国からの助成のない分、そういった資格ブランドのマーケティングで学生を集めてきた、と言ってよい。地方の専門学校には特にこの傾向が強い。  だから独自でカリキュラムを作ったり、人材像を形成する力がない。あなたたちの(旧通産省の)作った『情報処理技術者』認定校に振り回されて、いまはそれも面影すらない。官庁もマイクロソ...

経済産業省との対話(1)  ― コミュニケーション論の出所

 土曜日の大阪講演(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=270)は、結局4時間も連続で話してしまい。ひんしゅくをかってしまったが、それなりの成果はあった。自宅に帰ってきたのは23:00をすぎていた。今日は家内を昼過ぎに病院に送ってきたが(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=269.124.55)、この週はだから家内との時間はほとんどとれなかった。後で聴くと、家内の食べたものは、土曜のお昼は、息子太郎の作る冷凍チャーハン、夜はボンカレーだったらしい。もう少しまともなものを作れないのかな。  大阪講演も忙しかったが、先週の木曜日(3月4日)は、経済産業省の官僚たち5人(審議官・調査官・課長補佐から2年目の新人まで)に取り囲まれて(場所は秘密)、大学、専門学校の人材育成政策を経産省としてどう支援し...

返信: 三都主(サントス)論・再論

要するに、〈能力〉や〈才能〉というものは弱いものへと向けられるものなのではなくて、いつでも自分よりも強いものへと向けられるべきだと言うことだ。だから、〈能力〉や〈才能〉というものは、いつでも自己否定(一つの悲劇)であって、再認(弱い者をいじめた後に残る自己の再認)のための道具ではないのだ。...

政治家の〈語り〉とワールドサッカーオマーン戦

 昨日は、ある代議士の「励ます会」に、ご本人にじきじき「招待」されて(ワールドカップ予選が重なっているので「絶対に無理」と心を込めて真剣に断ったのだがダメだった)、はじめて、この種の会合に“参加”した。会場は、1000人を超える大盛況。私は人並みを避けてむしろ演台のマイクからほんの4,5メートルの真ん前に腕組みしながら陣取った。代議士とも合図をし合える距離だった。  これは、思いの外いい勉強になった(ワールドカップ予選並みの勉強ができた)。政治家の祝辞というものは、祝辞中の祝辞だ。元総理を始めそうそうたるメンバーが4人,5人と次々に10分おきくらいに祝辞を述べていくのだが、これは祝辞のバトルとでも言うべきもので、聞いているこちらがどきどきするくらいにうまいヘタが見えてくる。「ほー、そう落とすのか」という展開が、(先を見ようと思えば見える)書き言葉よりははるかに緊張感がある。政治家の語りとい...

ああ、古賀議員 …

 民主党の古賀議員の学歴詐称問題について(http://www.asahi.com/politics/update/0122/004.html)、ひょっとしたら彼は本当に卒業していると勘違いしていたかもしれないと思えないこともない。「卒業の手続きを弁護士に依頼した」こともありえないこともない。  しかし私がおかしいと思うのは、テニスの「米西海岸大学選手権で優勝した」という“経歴”の方だ。こちらも“ウソ”であることが報道数社によって確認されている。  これは勘違いしようがないし、「弁護士」に手続き(優勝の手続き)を依頼する問題でもない。私には、学歴詐称の“疑い”よりも、このテニス大会のウソの方がはるかに質が悪い気がする。そもそもテニス大会で優勝することについて、なぜわざわざウソを付かなくてはならないのか、その理由がわからない。  学歴詐称は(たとえ本当に詐称であったにしても)わからないことも...

「勤労感謝の日」を祝して

今日23日は「勤労感謝の日」。勤労感謝の日には、いつもあの散髪屋さん(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&search=%8eU%94%af%89%ae&mode=and&v=456&e=msg&lp=456&st=0)のことを思い出す。「芦田の毎日」の中でも一番好きな記事の一つだ。この祝日を祝して、再録します。 ●散髪屋にて (http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&search=%8eU%94%af%89%ae&mode=and&v=456&e=msg&lp=456&st=0) 2001/11/24(土)00:59 - 芦田宏直 - 470 hit(s) ------------------...

コミュニケーション教育は、短大のマナー教育のようなもの。

昨日の(月曜日)は、経産省(旧通産省)の委員会の第一回目だった(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=212)。何が(養成すべき)人材か、という問題に答えを出す委員会なのだが、そんなものに答えはないに決まっている。...

大宮駅に品川駅の郷愁はない

長野、上越、東北新幹線を利用して大宮から東京駅へと入ってくる人間にはそんな感慨はない、とテラハウスの宮川先生(http://www.terahouse-ica.ac.jp/smiya/index.htm)に言われてしまった。彼は長野出身だ。東北や長野は、その意味でも取り残された田舎だったのか、と宮川先生に言っておきました。人生が二度おいしい関西の人間で良かった、と私は素直に思います。昔の上野駅はそうでもなかったかもしれませんが、しかしそれは郷愁の上野駅であって、私の反品川駅停車論とは別のような気もする。上野駅はふるさとへ急ぐ駅ですが(「上野発の夜行列車降りたときから、青森駅は雪の中、北へ急ぐ人の群れは誰も無口で…」http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/tsugaru.html)、私の東京駅は、会社への郷愁としての(元気になる)東京駅だ...

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