校長の仕事 Part7 ― 授業を記録することの意義

 その後(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=183)のエンジンメンテナンス科の授業。  K先生とH先生のパワーポイントは格段に進歩した。K先生のパワーポイントは、単に画像が張られているだけではなく、そこに解説文字までが記入されている。そのうえ、実物(マスタシリンダ)が持ち込まれ、大きさの実感も手に取るようにわかる。よく実物以上のものはないと思いこんでいる教員がいるが、こうやって、画像、文字、実物と三つのメディアを教室で見るとそれぞれの長所・短所がよくわかる。画像や図像(絵)では〈仕組み(構造)〉がわかる。特に分解しづらい部品(や分解に時間のかかる部品)などの場合はそうだ。それに解説文字が加われば、その構造の〈機能〉や〈目的〉がわかる。ただし、画像と文字の最大の欠陥は、特には大きさがわからないということだ。寸法が入ったとしても、それをイメー...

学生からのメール

とってつけたように、深夜の1:11にメール(泣けてくるようなメール)が我が学生から実名で到着しました。学生が「毎日」を読んでいることなど意識して書いたことなどないのですが、ご紹介します。ありがたいメールです。病身の家内(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=124)を放っておいても仕事をする甲斐があるというものです。A・Tさん、卒業時には立派なWEBデザイナーにしてあげますから(30歳で年収1000万円を目指しましょう)、頑張って勉強して下さい。...

「学校見学会」を信じてはいけない。

 今、大学、短大、専門学校などでは、「学校見学会」の真っ盛り。色んなイベントふうの催し物を土日を中心に開催して高校生の関心を惹きつける。それを募集に結びつける。わが学園でも7、8月で20回近くの「学校見学会」を開催している。去年よりも反応者(資料請求者)は圧倒的に増えているし、見学者も多い。これだけ教育改革(http://www.tera-house.ac.jp/profile/ashida01.htm)を徹底しているのだから、大学や他の学校へ行く方がおかしい。  私は、8月24日(日曜日)の「学校見学会」の参加者=高校生に向かって、学校選びをリクルートの“情報”や「学校見学会で決めてはいけない」、ましてや「夏休みなんかで決めてはいけない」と訴えた。そもそも土日は学校が休みの日だ。そこでの見せ物や説明は、学校そのものではない。それは土日や晴天のときに、不動産の良否を決めるのと似ている。  ...

久米宏の降板と横山やすし、みのもんたと佐々木信也。

久米宏が『ニュースステーション』を降板するらしい(今日26日、ニュースステーションでその会見を流していた)。1985年に始まった、この番組だが、彼のトークを支えていたのは、78年に始まった『ベストテン』(TBS)の生放送のトークだった。...

校長の仕事 Part6 ― まだまだ授業がよくない

昨日(8月25日)は、3期の始まりの日。我が学園は教育改革以後、5期制を取っているため、8月25日が夏休み明けになる。初日だから、と思ってはりきって、授業をのぞいてみたら、まだまだ私の望み通りの授業にはなっていないいくつかの授業に出くわしてしまった。以下の授業評価は、学内のロータスノーツ「伝言板(掲示板)」に昨日UPしたものです。学内では実名で報告していますが、ここではとりあえずイニシャルで掲載します。...

『サミット』『さえき』『吉野家』『東急コミュニティ』

『サミット』蘆花公園店の成功(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=174.124.26)の鍵の一つは、店長(「鈴木康正」)がレジ周りに常駐している(特に忙しくなる夕方はそうだ)ということだ。お客を待たせないようにレジに立つ店員をそうやって誘導している。外から見える仕事としてはそうだが、たぶん、これにはもう一つの意味がある。レジ対応の管理だけではなく、客の買い物の様子(世代別、男女別、“階級”別などの)を見ることによって、数値データ(レジデータ)だけでは測れない品揃えの次の傾向を読み取ることができる。  例のスーパー『さえき』(http://job.mycom.co.jp/b03/pc/visitor/search/corp58810/outline.html)には、この動きがまったくない。そもそも、店長がだれかもわからない、見たこともない。...

症状報告(25) ― 退院後の検査

 今日は、朝から16:00過ぎまで、家内の退院後検査に付き合った。何しろ、自分で長い距離を歩けないから(長いと言ってもまだ5メートルも歩けない)、私が付き合うしかない。彼女よりも大切にしているクルマなしには、こんな付き合いはしない。  私の車の特徴は、とにもかくにも、エンジンにある。エンジン性能と言えば、普通、高速走行性能を意味するが、それは半分ウソ。病人を乗せて低速で走っていても高性能エンジンはそれらしい“性能”を発揮する。信号の短い区間でアクセルを踏んで、またペダルから離して、を繰り返す場合、ペダルのon,offにこまめにクルマの動きが反応する。エンジンのダメなクルマは、1速、2速のローギアでも(アクセルoffにしても)クルマが減速せず“転がる”。最悪のエンジンを使った耕耘機などは、(アクセルoffにしても)ほんとうにいつ止まるかと思うくらいに回りっぱなしだ。  エンジンの各パーツ(ピ...

今日は、私の49歳の誕生日。

 今日は私の49歳の誕生日。49歳と言えば、私の好きな織田信長が本能寺で死んだ歳だ。私の49歳は、私が倒れずに家内が倒れたが、それはまだまだ私がやるべきことがあるという“神”のお告げだということにしておきましょう。たしかに最近の仕事は、最高に面白い。多くの大学、短大、専門学校がつぶれ、日本の高等教育全体が大きく変化しようとしている。戦後、一番つぶれない組織の二つが銀行と学校だったが、その二つが崩壊する、ということは、どんな会社もつぶれてもおかしくないということだ。この二つの組織に共通することは、どちらも高学歴者(専門学校はそうでもないが)が占める組織だということだった。その組織が崩壊しつつあるということは、学歴社会の崩壊とほとんど同じことを意味している。学歴社会のおこぼれをあつめてきたに過ぎない専門学校も同じように崩壊しつつある。  学歴社会は、終身雇用の崩壊と共に崩壊しつつある。学校以前...

症状報告(24) ― 鹿児島・小平さんからの返信

 智美さん、  自宅で過ごされているのですね。  よかったです。  はじめての専業主婦の時間、無理せず楽しんでくださいね。  身体の時間にあわせる、自分を大切にするという智美さんの考えに大賛成です。     東京では、カレー屋さん、焼き肉屋さん、いろんなところへご一緒しましたね。  軽井沢のセミナーハウスでテニスをしたことや、芦田邸でのクリスマス・パーテイが鮮明な思い出です。  智美さんは、あのころにもまして、聡明で、やさしくて、力強い感じがします。  というより、そういう智美さんしか想像できません。  「わたしより車が大事なの?」と泣いた智美さんも、とてもかわいいですが。  わたしもよくそういう言い方をして、夫を困らせるときがあるので、おもわず笑ってしまいました。    わたしのほうは、娘が3人(高1、中3、小6)。かしまし3人娘、にぎやかな毎日です。  仕事をしながら、人間と自然の美し...

「芦田の毎日」的暑中見舞いが届きました。

たぶん、小平さん(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=177.124.28)も私の記事が長い間書かれていなかったので(7月23日〜8月10日〉、心配されたのかと思いますが、下記の「リコ」さんも「先生は夏休みかな」とのこと。そんなことはありません。私が「芦田の毎日」を書かないときは、テラハウス(学校)の仕事で死にそうに忙しい時だと思ってください。やっと土曜日(9日)から夏休み(〜17日)に入っていますが、それは仕事場がテラハウスから自宅に代わっただけのことです。でも自宅にいる分、書き込みはしやすくなります。家内を連れて外に出ることは、この夏休み中にはないでしょうから、自宅三昧です。できるかぎり、忙しい間(7月下旬〜8月上旬)の活動を、この「芦田の毎日」で報告したいと思います。 ●リコさんから、(「芦田の毎日」感想付き)暑中見舞いをいただきまし...

症状報告(23) ― 鹿児島小平さんからのメール

25年以上前の家内の友人からメールが突然届きました。彼女は、私と家内が早稲田の文学サークルで活動していた頃、そこに参加してきた友人です。日本女子大学の学生でした。インターネットは空間だけではなく、時間も超えます。なつかしい限りです。「小平」(旧姓)さん、元気ですか? ●2003/8/8/11:02 芦田さん、  かごしまの三嶽(小平)です。  ホームページ(「芦田の毎日」)をときどき覗いています。  木下さん(ごめんなさい下の名前を思い出せない)※木下は家内の旧姓。  東京でお会いして、ちょうど木下さんが就職をなさるころ、「長く立っていると、足が痛いのよね」と言われていたように記憶しています。  わたしには、遠くから祈ることしかできませんが、木下さんを思って、祈ろうと思います。  とてもいい人で、とても優しい言葉をいっぱいかけていただいたのを忘れないでいようと思います。  よろしくお伝え下...

「ディスタンスラーニング」「e-ラーニング」の今日的意味

●「ディスタンスラーニング」「e-ラーニング」の意味(1)  1)「いつでも」学べると「どこでも」学べるとは、質的に違うことを意味する。  社会人教育と学生教育の異なる点は、それが仕事をしながらの学びであるかどうかだ。明確に失業者教育に絞ることができるとすれば、学生教育的な時間割で拘束した教育ができるかもしれないが(それでも失業者は職探しで忙しいということは充分に考えられ得ることだが)、通常の生涯教育、という点で考えれば、学習中心のスケジュールを考えることは社会人にはまず無理だ。だから、「いつでも学べる」「どこでも学べる」ということは大変重要な要件になる。  「いつでも学べる」「どこでも学べる」の究極の学習形態は、インターネット時代における「ディスタンスラーニング」や「e-ラーニング」と呼ばれているものだ。これは、前回言及した「フリータイムレッスン」を超えた(?)学習形態のようにも思え...

症状報告(22) ― 仮退院の三日間はスリリング

 家内は、18日金曜日の夕方から自宅に戻り、21日のお昼過ぎまで自宅療養の“訓練”のために仮退院していました。  しかしまだまだ自宅療養という感じではないようにも見えます。一人でよちよちと歩けますが、まだ経口ステロイドがよく効いており、ときどき全身に突っ張るように電気が走ります(神経を蘇生させるような電気的な突っ張り)。それはいつおこるかわからないため、支えるものなしで立っているときに、それが起こると倒れるしかありません。膝も簡単に曲げることができませんからきれいに倒れることができません。倒れ方によっては、頭を打ったりしてむしろそちらの方が命取りになることもあり得ます。伝え歩きのできない状態では一人で行動しない方がよいのです。」  帰ってきて、自宅マンションの隣にある『サンマルク』で食事をしようと彼女を一人でクルマから降ろし、私はサンマルクの駐車場にクルマを収めようとしたのですが、何やら彼...

症状報告(21) ― 『サミット』と『さえき』

今日は、例の“バター”カレーの日だったのだが(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=162.124.21)、肝心の食べる段になって、今度は、ご飯ではなくて(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=169.124.24)、麦茶を沸かして冷やすのを忘れて、麦茶がない! 辛いカレーとよく冷えた麦茶、この組み合わせが最高なのに、麦茶がない! そこで息子に頼んで、例の『さえき(http://www.freshsaeki.co.jp/)』に麦茶を買わせに走らせた。ついでにバターの買い足しとマーガリン、さらについでに『午後の紅茶』を買ってきたのだが、帰ってきて真っ先に息子が言った。「俺は、袋に入れてくれたよ」。ショック。「誰々? あの小太りの高校生?」。「そうだよ」。なぜ、私には袋詰めしてくれないのに、息子には...

返信: 校長の仕事 ― 引用とは何か?

だから(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=172)、他者の著作、論文、記事の「引用」をしたりして書く場合も、ほとんどの論文は、その引用の言葉だけの意味にこだわったりしているが、その引用をした書物、論文、記事全体の思想をつかむことなしに引用してもしようがない。 引用は、むしろ、その書物全体の思想が結集しているテキストを選んでこそ、引用である。つまり、〈引用〉は、著作の何らかの部分ではない。それは、その著作の魂であるような“ところ”なのである。著者の魂に触れないような引用は、すべてご都合主義的な、あるいは権威主義的な、取り上げる必要もない引用にすぎない。...

校長の仕事 ― なぜ、出典を明記しない?

毎朝、一時限目の授業を見て回る私の仕事は、まだ今日も続いていますがhttp://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=71、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=72、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=75、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=151)、その今日も許せない授業に出会った。何度も教員に言っていることだが、まだ徹底していない。授業での資料の使い方がおかしい。 何度も言いますが、雑誌や書物の一部をコピーして授業で資料として使う場合には、必ず出典(タイトル、著者名、ページ数、発行日時など)を明記して使うべきだ。 これは著作権問題とは何の関係もない。ましてや資料の使い方の“マナー”に属することでもない。...

ユビキタス論 ― 富士ゼロックス・水口さんからの返信

160番の私の「ユビキタス」論(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=160)について、テラハウスの「ストリーミング」講座を共同で開発した富士ゼロックス(http://elearning.nikkei.co.jp/report/report004.cfm)の水口さんから「返信」を頂きました。ご紹介します。 テラハウスICA 芦田様 お世話になっております。富士ゼロックスの水口です。先日頂戴しましたメールのご返信大変遅れてしまいまして、誠に申し訳ありませんでした。 さて、ユビキタスの件ですが芦田様の考え方、とても参考になる内容でした。ありがとうございます。 いろいろな場面でユビキタスという言葉が多く使われておりますが、私が個人的に考えるユビキタスとは、ずばり「コンピューターパワーが公共化もしくは共有化された環境化でパーソナライゼーションを実現し...

症状報告(20) ― 女子高生を許さない

やっぱり、スーパー『さえき』(http://job.mycom.co.jp/b03/pc/visitor/search/corp58810/outline.html)の女子高生たちは許せない。夜のほとんど誰もいないレジで、買い物をしても袋に買ったものを入れてくれない。レジでお金を渡し、釣り銭をもらうが、それを財布に入れるときにもわざとゆっくりとじらすが、ほっぺをかきながら何もしようとしない。周りに誰もいないのに。「この野郎!(実際は娘だが)」という感じだ。 そもそも、この私のマンションの真ん前にあるスーパーは、最初は『クイーンズシェフ』だったが(10年以上続いたが)、その後『三浦屋』(http://www.miuraya.com/)が入ったが2年ももたず、今の『さえき』になっている。『クイーンズシェフ』(http://www.shakujii.com/data/32826.html)は『ク...

症状報告(19) ― 松阪牛騒動と食器洗い機

今日(29日)の夕食は、大失敗をしでかした。故・永坂先生(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=559&e=msg&lp=559&st=0、http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?tw=&log=&search=%89i%8d%e2&mode=and&v=255&e=res&lp=249&st=0)のお嬢さんの千果さんが、私と息子の自炊生活を気遣って、木箱入りの松阪牛ステーキ用肉を5枚も送ってくれて、土曜、日曜と連続してのステーキディナーだったのだが、食卓にスープと春巻き(なぜか春巻き)とサラダをならべて肉にナイフを入れて、そうだご飯だ、と食卓に「ライス」がないのに気づいて、息子に頼んで3秒後(ご飯出しは息子の分...

上司が白血病になりました(田中)。

また「田中さん」から返信が来ました。ご紹介します。 芦田宏直様  5月末に職場の上司(実質上の関学出版会の事務局責任者・48才)が「急性骨髄性白血病(ALM)」というやっかいな病気で入院してしまいました。このところ体調がすぐれず休んでいたのですが病院に担ぎ込まれた時には覚悟するように言われたそうです。この状態ではすぐに心筋梗塞か脳出血になる危険性も非常に高いからだそうです。普段から病院には行かなかった人間(かつて「医者」を信用していませんでした)なので本当に危ない状態だったと思いますが。  私はその上司と二人で主に出版会の業務を分担していました。今月には年に一度の理事会・評議員会もあり、その準備もふくめていろいろ大変でしたがなんとか先日終えることができました。幸いその上司も今は容態が落ち着いていますが「寛解導入」の治療のためか、抗がん剤の副作用もそうとうきつく、入院してから2週間後に行った...

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