2026年1月24日 13:50
日常
,映画・ドラマ批評
,社会・政治・思想
NHK朝ドラ「スカーレット」(2019)の主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)は、昭和12年生まれ。私より17歳年上。 このドラマ、昭和の時代を辿る意味で、貴重な風物誌が展開するが、私の父親は昭和元年生まれ。敗戦時にはちょうど多感な青年だった。 戦争教育を受けて、占領軍の自由と平和の日本国憲法(歴史的には非軍事化の日本弱体化政策)という変遷を多感期に生きた父親は、一体その〈変化〉をどう思っていたのだろう。 父8歳で日本は国際連盟脱退。11歳で二・二六事件。15歳で大政翼賛会誕生。16歳で太平洋戦争開戦。父は、赤紙で召集されたが、出征の手前で終戦を迎え、戦争体験はない。 吉本隆明は大正13年生まれ。父の二つ上。要するに軍国青年という点では吉本と父は同じ時代を生きて、軍国教育と〝平和〟教育との矛盾を体験した世代。 なぜ、私は吉本の〈転向〉論には関心を強く寄せたのに、傍にいる父親に、その矛盾の襞を聞...
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2025年12月28日 10:15
映画・ドラマ批評
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS、谷口菜津子原作)を見ていると、ジャック・ラカンが「欲望とは他者の欲望のことだ」と言った意味がよくわかる。...
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2025年8月15日 16:26
日常
,映画・ドラマ批評
この作品『海のはじまり』(2024)は、7歳の娘「海(うみ)」のはじまりが、それぞれの登場人物の中で、すこしずつずれて始まるということ、その複数の時間のずれたはじまりが共鳴し合ってドラマは進行していく。そして、登場人物のすべてが、それぞれのずれあう「はじまり」を有しているということだ。 ...
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2025年7月23日 10:43
日常
,映画・ドラマ批評
『ゆきてかへらぬ』(2025)を観た。監督 根岸吉太郎、脚本 田中陽造。 中原中也と長谷川泰子と小林秀雄が踊るさまだけでもみていてどきどきする。 中原中也の木戸大聖は全然ありだが、小林秀雄の岡田将生はちょっと違うと思う(ただし、煙草の吸い方は似ていた)。広瀬すずは熱演していたが、さすがに長谷川泰子を演じるのは無理。 しかし、小林秀雄に向かって「私の背中曲がっていない? …支え棒なしに歩いているから、かな」と、中原中也の焼却場の煙を背にして語る、広瀬すずのセリフはぞっとするほどの迫力だった。 小林秀雄もこんな女を前にすれば奈良(志賀直哉のところ)へ逃げるだろう。『本居宣長』を書けたのは長谷川泰子のおかげかも。...
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2009年10月 8日 03:01
TV・芸能・スポーツ
,映画・ドラマ批評
なんだか訳のわからない映画を夜中に見せられた(見せられたと言うよりは見てしまった)。『闇の子供たち』(http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id329992/)という日本映画。梁石日原作の小説を映画化したもので、タイで横行する幼児売春、人身売買、生きたままの幼児臓器移植という、とても映画には馴染まないテーマを扱ったもの。...
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2009年9月22日 03:45
映画・ドラマ批評
『おくりびと』(http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id330042/)をTBSが放送していたので遅ればせながら見ましたが、広末涼子のひどい演技が目について作品を半分以上ダメにしてましたね。...
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2009年7月 9日 04:00
映画・ドラマ批評
こんなコメントメールが8日の22:39に突然舞い込んだ。8日の深夜2:48、漱石の赴任地・松山で書き込んだ昨日の記事(『あの日の指輪を待つきみへ』―一つの喪失の成就についてhttp://www.ashida.info/blog/2009/07/post_363.html#more)のものだった。...
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2009年7月 8日 02:48
映画・ドラマ批評
『あの日の指輪を待つきみへ』(http://www.yubiwa-movie.jp/)、見ましたか。2007年の映画ですが、私は今頃見て泣き続けています(苦笑)。...
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2008年4月27日 13:48
映画・ドラマ批評
離婚の不幸は、母親(女)が子供を引き取る。貧乏の不幸は男親が子供を引き取る。そして貧乏は家族をバラバラにする。離婚より、貧乏の方がはるかに不幸。 父親が家族のために仕事を探すというのは、実は不幸そのものの事態だ。 子供が不幸を何も感じることなく眠りにつくとき、父親は誰にも知られないまま孤独に涙を流す。家庭の幸せは、父親の孤独を浮かび上がらせる。...
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2008年3月 9日 13:29
映画・ドラマ批評
,自己ベスト
今頃、映画『バベル』を見た。 今年の4000字の年賀状で超高層ビル論を展開したら(http://www.ashida.info/blog/2008/01/post_258.html)、読者の1人から、『バベル』のラストシーンを浮かべました、と言われて以来、気になっていたからだ。賛否両論あるらしいが、この映画、悪くはない。...
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2008年3月 1日 22:38
家内の症状報告
,映画・ドラマ批評
>Pさんへ おすすめの『ロレンツォのオイル/命の詩』、先ほど見終わりました。 映画的にはスーザンサランドンの迫真の演技が印象的でした(最初から予想していましたが)。この映画は難病患者(重い病気の患者)とその家族の人たち(あるいはおまけにお医者さん達)はすべて見た方がいい。TSUTAYAレンタルでもすぐに借りられます。...
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2008年2月10日 14:24
映画・ドラマ批評
『バンド・オブ・ブラザーズ』(http://www.bandofbrothers.ne.jp/)を見た。...
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2007年10月28日 02:00
映画・ドラマ批評
,自己ベスト
久しぶりにいい映画を見た(といっても自宅でですが)。『ブロークバック・マウンテン』(①http://www.wisepolicy.com/brokebackmountain/ ②http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id323840/)だ。...
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2005年9月18日 19:10
映画・ドラマ批評
2000年10月30日「アンジェリーナジョリーを知っていますか?」から2005年8月13日「『24 TWENTY FOUR』シーズン?のその後」までの映画批評編の総括集です。...
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2005年7月18日 00:00
映画・ドラマ批評
『殺人の追憶』(http://www.cqn.co.jp/mom/)。これは久しぶりの名作だ。...
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2005年5月 7日 18:02
TV・芸能・スポーツ
,映画・ドラマ批評
今日は、フジテレビで映画『交渉人』(http://www.fujitv.co.jp/b_hp/premium/)がある。ゴールデンウイークを私のように無為に過ごした人は、これを見るしかない。これほど面白い映画はない(面白いだけだが)。女の描き方が貧弱なのが玉に瑕だが、これに勝るエンターテイメントはない(私は同じ映画を二度三度と見るほど映画好きではないが、この映画だけは3回も見ている)。...
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今日(4月2日)も、2005年度入学生の保護者説明会。予定を30分超えて2時間も話してしまって、みなさんにご迷惑をおかけした。我が学園の「保護者説明会」の特色は、来週7日の「入学式」の前に開催すること。学校案内パンフレットにはなかなか記載できないような学校の細かい情報(細かい教育情報)や教育方針を開示するのが、この「説明会」。よくよく学校の教育の全体を知って、入学式を迎えて下さい。安心してお預け下さい、というものだ。...
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2005年2月27日 19:10
映画・ドラマ批評
久しぶりに面白い映画だった。『ザ・ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(http://www.uipjapan.com/davidgale/top.htm)。70点くらいの監督アランパーカーが、80点の映画を作った(実際には2003年7月13日が公開日。私はレンタルDVDで見ているので約2年遅れているが)。...
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2004年12月 5日 02:09
映画・ドラマ批評
レンタルショップで話題の映画『タイムライン』(http://www.timeline-jp.net/)を見たが、作品自体は68点(中の下)くらいの仕上がり。音楽がよくなかった。しかし、英仏100年戦争を象徴するレディクレアを演じたアンナ・フリエル(http://www5f.biglobe.ne.jp/~ana/anna_friel.htm)が印象に残っている。アネットベニング(特に『心の旅』http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=7837の)ふうの知的なスマイルがよかった。主演女優のフランシスオコナー(http://www.linkclub.or.jp/~hs0905/hu/FrancesO'Connor.html)よりもはるかによかった。本人そのものは決してバカではないフランシスオコナーが軽薄に見えるくらいに、アンナフリエル...
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2004年9月20日 22:59
日常
,映画・ドラマ批評
ディキンソン(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=341.334.3、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=340.334.2)の生家から徒歩10分くらいのところに住んでいる知人から“国際”メールが来ました。いつもわが学生たちがお世話になっている栄陽子留学研究所(http://www.ryugaku.com/)のT.E.さんから突然のメール(実際には実名ですが、匿名にしておきます)。 「というのも、アマーストの彼女の(ディキンソンの)生家が私の今住んでいる家から徒歩10分のところにあり、ダウンタウンに行く際によく通るのです」となんと刺激的なメールであることか。 マサチュセッツ州アマースト(http://urawa.cool.ne.jp/dickinson/history.html)に行きたい、...
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