カテゴリ「著作・論文・講演関連」の記事一覧

デリダ追悼(1') ― 「存在論から現象学へ」(1994年):ヘーゲル・フッサール・ハイデガー・デリダ

評論家風に言えば、私は、アルジェリア生まれのユダヤ人デリダは知性化されたレヴィナス http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%82%B9 だと(今となっては)思っている。...

明日は、東京・田町でセミナー講師

明日は、「全国専門学校建築教育連絡協議会」東日本支部主催の研修会に講師として呼ばれ、お昼から夜の懇親会まで東京・田町の読売東京理工専門学校(http://www.yomiuririkou.ac.jp/)にいます。前回、大阪で行った講演(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=270)の東日本版です。飛び入り参加の方は私にメールでお申し出ください。なんとかします。 以下がその案内文 ●「全国専門学校建築教育連絡協議会」10周年記念特別セミナーのご案内 全国専門学校建築連絡協議会 東日本支部 支部長 堀口 一秀(専門学校中央工学校)  皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 全国専門学校建築教育連絡協議会も来年、平成17年に創立10周年を迎えることとなります。そこで、10周年記念事業として高等教育における「自己点検・評価」...

返信: 大阪講演の質問(2) ― また返信があった

ご返事しっかり読ませていただきました。それから、“芦田の毎日(http://www.ashida.info/jboard/jboard.cgi)”他ホームページの内容等も、部分的に拝見させていただきました。   多分野にわたる文章、楽しく拝見いたしました。全く私の日常とはかけ離れた世界の内容から、“そうそう!”と軽くうなずく内容まで。ひとつひとつの文章に反応する部分があり、可能ならゆっくりとお話を聞いてみたいものです。 先日のセミナーに参加した後、これらの文章を読んだことは正解でした。たぶんセミナーに参加しないままこれらの文章を読んでいたら、あまりにも広い地図を解読するようでどこが大通りなのか、どこが抜け道なのか分からないまま2,3ブロックを辿って終わっていたでしょう。やはり、リアリティというのは大事ですね。 実際に目の前で人の話を聞くということほど刺激的でリアルな情報は無いかと...

返信: 今から大阪講演(早速、質問が返ってきた)

 先日(土曜日)の大阪でのセミナー、”自己点検・評価とは何か”に参加させていただいた、(とある)1級建築士事務所の代表M(すべて名乗られているが、ここではMと匿名扱いします:アシダ)と申します。  質問の時間に、シラバスの作り方・コマシラバスの連携・実社会への効果について質問させていただいた者です。3時間、4時間の長丁場でありありながら、密度の高い内容と分かりやすい講義に、私自身とても参考になる点やテーマどおり自己点検・評価させられる場面が多多ありとても有意義な時間でした。  私は、設計事務所として独立した16年前から同時に講師として教壇に立ってきました。現在、修成建設専門学校(計画・デザイン等担当/15年の間には殆どの教科を担当してきました)、大阪モード学園(住宅デザイン担当・雑貨デザイナー学科/レンダリング担当)の2校で講師業についております。  実務としては住宅を中心に店舗等様々な...

講演内容 ― 「教育改革としての自己点検・評価」

平成3年に文科省が、大学の「自己点検・評価」を言い始めて、平成14年に専門学校も「自己点検・評価」を行いなさい、ということになった。「自己点検・評価」では先輩格の大学では、ここ10年間この「自己点検・評価」の成果は何もない。ろくなものがない(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=92)。文科省もしびれを切らして、「第三者評価」を言い出し、「大学基準協会」なんて組織が生まれている。たぶん、専門学校も「第三者評価」の波にのまれるだろう。しかし、第三者評価は、「自己点検・評価」が基盤にないと何一つ成果は生まれない。点検・評価の本来の意味は、学校が個性(コアコンピタンス)を持つこと、その個性を内外に証示することにあるのだから。 この「自己点検・評価」で、大学も含めて世界で一番進んでいるのが、私の東京工科専門学校だと思う。平成14年に「自己点検・評価」...

「社会人市場をいかに取り込むか」連載? 「e-ラーニング」の意味(2)

●リクルートカレッジマネジメント「社会人市場をいかに取り込むか」連載? 「e-ラーニング」の意味(2) 社会人教育と学生教育の一番大きな違いの一つは、学生教育は体系的だが、社会人教育は必ずしも体系的とは限らないということである。その意味は、社会人は主には仕事上の経験の必要から学ぶべき課題をあらかじめわかっている、ということである。したがって、場合によっては、その学習は、極めて部分的、断片的であったりもする(それゆえにこそ重要だというように)。一言で言えば、学生教育は受容的だが、社会人教育は目的的なのである。...

『カレッジマネジメント』原稿(その2)

リクルート『カレッジマネジメント』(http://websearch.yahoo.co.jp/bin/query?p=%a5%ab%a5%ec%a5%c3%a5%b8%a5%de%a5%cd%a5%b8%a5%e1%a5%f3%a5%c8&hc=0&hs=0)で連載中の記事「社会人市場をいかにして取り込むか」の第二回(『カレッジマネジメント』118号)が発表されました。昨年の12月6日に書き上げたものですが、ここに掲載します。もう次回の原稿締め切りが今月の27日に迫っています。連載原稿は地獄です。なお第一回の記事は、「芦田の毎日」61番(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=61)で掲載されています。 ●社会人教育マーケットの固有の問題 学生教育と社会人教育とのマーケット要求の違いは何だろうか。 まず第一に、学生教育の場合は、...

なぜ教育改革は進まないのか ― 授業評価の停滞

 この12月は寂しいだけではなく(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=76)、なぜか、その寂しさを打ち砕くように忙しい。この三連休も、既に過ぎている(12月20日厳守)締め切りの論文が書けず、結局今日の14:00までかかってしまった。書けないときは書けない。3日間の休みで書けたのは20行くらい。それなら外へ遊びに行った方が良かった(三日間一歩も外へ出ずじまい)。おまけに月曜日の天皇誕生日の夕方に『高校教師』(真田広之・桜井幸子主演)http://www.ponycanyon.co.jp/video/koukoukyoushi/kk_kyoushi.htmlの再放送をやっていて(イヤな予感がした)、あどけない桜井幸子(http://www.nigun-niiba.co.jp/sakurai/)のセーラー服姿を見るとなぜか切ない。そこへ森田童子...

明日は、有楽町「東京国際フォーラム」にいます。

 明日は、午後ずーっと、東京国際フォーラム ガラスホール棟G-502(有楽町)で、専門学校トップセミナー(「社会人継続学習マーケットが本格化する中、専修学校が社会人にも支持される教育サービスを考える」という、リクルートにしては下手な長いタイトルが付いています)の講師を務めてきます。例によって駐車場探しが大変でしたが、「東宝ツインタワービル」(千代田区有楽町1-5-2 )駐車場が機械式なのをリクルート担当が(帝国ホテルに相談して)現地で見つけてくれました。  定員60名のところ、75名もの参加者(主に専門学校の理事長、校長先生、上部管理職のお名前がずらーっと並んでいます)を得て、とりあえず、大盛況。(他にもリクルートの社員が怖いもの見たさに10人、20人と参加するらしい。資料を120部用意して下さい、と言われてしまった)。あとは、私の発表如何です。  リクルートは、私たちのテラハウス(htt...

広島行きはとんぼ返り(帰り)。

 広島出張(28日水曜日)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=45は、前の週の軽井沢出張(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=41)の疲れが取れておらず、木、金の仕事が全然はかどらなかった。月曜日(26日)から、のどがいたくて、漢方を飲み続けていたが、やはりひどい風邪にかかっていたようだ。抗生物質を飲んでおけば良かったが気づいたときはおそかった。したがって、この土日はおとなしく休養に当てるしかない。  広島までは、羽田から1時間10分(機内時間)。大阪、博多、北海道までも、飛行機で行けば、だいたい1時間30分以内で全国に飛べる。便利なことだと思った。機内時間で1時間というのは、あっという間の出来事。パソコンをやる気も起こらない。面白くないのは、羽田空港。運悪く、飛行機まではバスで移動。これが...

明日は、広島へ出張。

 明日は、広島へ出張(行きは、JAS 295便 羽田発13:00。帰りは、JAL176便 広島発20:10、誰か見送りとお迎えに来てください。出来の悪い営業と違ってこんなときでも私は直行・直帰しません)。広島工業大学専門学校(http://www.hitp.ac.jp/)の夏期教員研修会の講師に招かれました(先週、今週と忙しいが、まだ9月11日のリクルートトップセミナーが続く)。演題は「コマシラバスhttp://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=26と社会人教育」。われわれが、「コマシラバス」という造語まで作って、やろうとしている教育改革が少しは影響力を持とうとしている。  先週の軽井沢セミナーは、「自己点検・自己評価」主題(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=41)だったが、今回は、社会人教育(と専門...

「全国専門学校情報教育協会」軽井沢夏期セミナー

 8月23日(金)、「全国専門学校情報教育協会」(http://www.invite.gr.jp/)の夏期教員研修会(今年のテーマは「専門学校における自己点検・評価」)に講師として招かれて、(久しぶりに)軽井沢まで行って来た。  会場が「中央工学校」(http://www.chuoko.ac.jp/03/index.htm)の軽井沢研修所「南ヶ丘倶楽部」だったからだ。軽井沢プリンスよりもこちらに泊まる方がいいくらいにすばらしい施設だった。講師は、私の他に、学校法人静岡精華学園 平井利明氏(「自己点検評価の概論−専門学校にとっての点検評価とは−」)、神戸電子専門学校 福岡壯治氏(「神戸電子専門学校における職員自己点検評価」)の二人。全国の自己点検・評価に関心のある(特には管理職)関係者が集まって盛会だった。  文部科学省は、「自己点検」「自己評価」ということを最近、特に言い始めている。文部科...

『ハイパーテキスト論』(1995)

「芦田の毎日」の一読者から、コンピュータ教育の意味についてどう思うか、というメールを頂きました。1995年に書いた『ハイパーテキスト論』(7年も前に書いたものですが、内容はまだいささかも古くなっていません)を、ここに「返信」しておきます。...

全文掲載「東京工科専門学校の教育改革」

●東京工科専門学校の教育改革(1) ― シラバス改革の幻想  20世紀から21世紀の変わり目の中で、教育組織の最大の問題は、少子化問題だった。「教育の危機」「教育改革」自体は年中行事のように叫ばれていたが、少子化問題は教育内容以前に学校の存在意義そのものが問われるという意味で、それらの問題意識をさらに(現実的に)先鋭化させる契機だった。  私の勤務する東京工科専門学校(以後「東京工科」と略す)でも事情に変わりはなかった。遅きにすぎたとは言え、98年末にAプロジェクト(学園の中期戦略ためのAdvanced Project の略称)を、東京工科グループ4校の若い世代の諸科長を中心メンバーにすえ、発足させたが、そこで最初に問題になったのが、いったい何から手をつけるべきか(何を改革するのか)であった。  「教育改革」といえば、「カリキュラム改革」ばかりが従来から(学内外で)目立っていた。生き残りを...

東京工科専門学校の教育改革(最終回)

 『日本教育新聞』(http://www.kyoiku-press.co.jp/)の企画も、今回で最後となりました。最初4回で予定されていたこの連載も(諸般の事情で)6回まで延長されましたが、まだまだわれわれの改革の全体をお伝えするところまでは言っていません。詳細は、2年前のものですが、「高等教育における授業改革とは何か ― 教育における目標と評価」(東京都専修学校各種学校協会 平成13年度紀要論文http://www.tera-house.ac.jp/profile/ashida01.htm)をご参照下さい。  東京工科専門学校の教育改革(1:シラバス改革の幻想)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=9  東京工科専門学校の教育改革(2:授業評価という課題)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num...

東京工科専門学校の教育改革(5) ― 「コマシラバス」登場

東京工科専門学校の教育(1)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=9 東京工科専門学校の教育(2)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=15 東京工科専門学校の教育(3)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=19 東京工科専門学校の教育(4)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=20 ●東京工科専門学校の教育(5) ― コマシラバスと授業計画  補習や追再試、評価尺度のはっきりしない作品評価、実習評価など、授業評価を曖昧にする要素は数え上げればきりがない。  わが学園の改革の端緒は、この授業評価にまとわりつくノイズを徹底的に取り払うことから始まった。  この改革の第2フェーズは、何といっても授業計画の...

東京工科専門学校の教育改革(4)

 授業評価を曖昧にするものはまだたくさんある。    実習授業の履修評価も、いい加減なものが多い。実習授業の履修判定は、ほとんどの場合、作品提出か、実習作業のチェック(実際に実習作業をやらせて、その行為の妥当性を評価するもの)のどちらかである。  作品評価の担当教員は、「作品を見ればわかる」というが、それはよほど優れた作品か、よほどひどい作品のどちらかの場合であって(つまり誰が見ても、専門家でなくてもわかる作品の場合であって)、たいがいは優劣を付けがたい中間的な作品が多い。なぜ、この学生が不合格的で、なぜこの学生が合格かの明確なラインは、作品(の存在)だけでは見えてこない。ほとんどは教員の好みにすぎない。  なぜそうなるのか。それは作品というオブジェクトに評価指標(技術指標や創造性の指標)が紛れ込んでおり、いったいこの作品が作品として存在しうる指標の何をどこまで満たしているのかを明確化する...

東京工科専門学校の教育改革(3)

日本教育新聞社の連載、第三弾です。 「東京工科専門学校の教育改革」(1)は、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=9、 「東京工科専門学校の教育改革」(2)は、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=15 に掲載してあります。 ●東京工科専門学校の教育改革(3)  授業評価ができない学校は生き残れない。自己評価ができない学校が、学生や企業の声に耳を傾けることなどもっと出来ない。それがわれわれの“問題”の出発点だった。  ところがいざふたを開けてみると評価がバラバラ。シラバスはあるが、コマ単位の授業計画(授業時間毎のシラバス=コマシラバス)がない。だから評価できない。  なぜ、コマ単位の授業計画がないのか?    これにはいくつかの理由があった。  最大の理由が、補習、追再試といった履修判定を曖昧に...

東京工科専門学校の教育改革(2)

先の「芦田の毎日」(9)の記事 (http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=9 )につづく。 ●東京工科専門学校の教育改革(2)  ところで、「授業評価」とは、一体何か? 評価のためには、目標がなければならない。その授業が“いい”授業か、“悪い”授業かを評価するためには、いったいその授業が何を目標にしてなされているのかがはっきりしていなければならない。「シラバス」は、その意味で、一つの目標提示にはなっていたが、それが「授業評価」に何の役にも立たないのは、実際の授業は、一つ一つの時間割の中で展開していくものであり、そして授業評価は実際の授業に向けられなければ意味がないからである。シラバスをいくら詳細に検討しても授業評価にはならない。そんなことは文献学者に任せておけばいい(「文献」にすらならないかもしれないが)。  われわれの教育改革が始まったのは9...