カテゴリ「これからの専門学校」の記事一覧

続編「キャリア教育」とは何か ― 学歴型「キャリア」選抜は、「お調子者」選抜にすぎない

※この記事は昨日の「キャリア教育とは何か」(http://www.ashida.info/blog/2009/02/post_325.html#more)の続きです。 (前記事に続く) 大学の「キャリア教育」、つまり「学歴型キャリア教育」の問題は、基本的に「お受験勉強、よく頑張りましたね」という「努力賞」キャリア教育にすぎない。その種のパーソナリティ評価が高学歴キャリア選抜の核を形成している。...

「キャリア教育」とは何か ― 昨日の「毎日新聞」社説に思う

「キャリア教育」推進の記事が3日の毎日新聞社説に出ていた(http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090203ddm005070123000c.html)。中央教育審議会が「キャリア教育・職業教育のあり方」について審議を始めた。「折しも急速に雇用不安が高まっており、審議は大きな課題を担うことになった」とある。...

専門学校4年制カリキュラムはどこまで可能か(専門学校情報系はなぜ衰退するのか) ― 「基本情報」病とオブジェクト指向プログラミングカリキュラム開発の試み

ここ一年、文部科学省の委託事業を受けて、4年制のオブジェクト指向プログラミングカリキュラムを作ってきた。科目編成のみならず、4年間の全ての科目のシラバス、シラバスのみならず90分単位のコマシラバスまでも書き下ろしで作り、やっと今週末完成に至る。おそらく(少なくとも)国内では最初の仕事になるだろう。専門学校はもちろん大学でもまだ存在していない、企業内教育としても存在していない、網羅的で体系的なカリキュラムが出来上がったと自負している。今日は一晩かけてその成果報告書の冒頭の「御挨拶」文を書き上げました。ここにこっそりと公開します。なお、この4年制カリキュラムの発表については、今月2月20日14:00より、市ヶ谷の私学会館で発表予定です。関心のある方はぜひご参加下さい。...

「これからの専門学校を考える」研修会全三回が昨日終わりました ― まだまだ専門学校は頑張るぞ(研修アンケートより・たくさんの写真付き)

「これからの専門学校を考える」研修会全3回(http://www.invite.gr.jp/news/2008/20081006mr_ashida.html)が昨日終わりました。のべ109名の参加者。11月から開始しましたが、総時間約40時間を超えるレクチャー。大学で言えば、通年講義(4単位弱)くらいかな。長いようで短いような、まだまだ話し足らない感じもします(苦笑)。...

【第2版】「これからの専門学校を考える」(ここまでのまとめ)― 100の現状認識と諸課題(どこが専門学校と大学との分岐点か)

「これからの専門学校を考える」研修会(http://www.invite.gr.jp/news/2008/20081006mr_ashida.html)、第一回、第二回総集編(=カリキュラム開発競争と履修管理が、大学との闘いの全て)。いよいよ来週(21日~22日)、この研修は最終回を迎えます。それに向けて「まとめ」補講をします。100項目の現状認識と改善諸課題を取り出しました(苦労しました)。 【目次】 ●大学か、専門学校か― 「資格の専門学校」ではまともな就職は出来ない(1~12) ●学生数の変化と大学改革 ― 高等教育の転換点としての「大綱化」(1991年)(13~19) ●外部から見た「専門学校」― 「特長」のない専門学校教育(20~30) ●就職の特長をどう形成するのか ― 〈就職センター〉は諸悪の根源(31~47) ●教員組織をどう形成するのか ― 資格主義からの脱却か(専門学校...

【第2版】「これからの専門学校を考える」(第五回補講)― 専門学校にとって〈カリキュラム〉とは何か?(大学の講座主義に対抗できるものは何か)

今回は、研修でも問題になった〈カリキュラム〉についてお話ししたいと思います。 私は、対大学戦略の鍵を握っているのは〈カリキュラム〉開発だと思っています。ここに大学が本格的に手を付けるにはまだまだ時間がかかる。 大学の先生は「シラバス」を書くのを嫌います。専門学校の先生は大学の先生のようには〈論文〉を書けない。しかし「シラバス」を書くことについては大学教員以上の実力を持っていなければなりません。教務上のキーワードは、大学の先生は〈論文〉、専門学校の先生は〈シラバス〉、です。...

第2版「これからの専門学校を考える」(第四回補講)― 九州大学の吉本圭一レポートをどう考えるか(専門学校の「特長」はどこにあるのか)

ここで言う「吉本レポート」とは、専門学校の「一条校」化を昨年来議論している文科省「専修学校の振興に関する検討会議 」第3回(2007年12月21日)で発表された九州大学・吉本圭一の「高等教育としての専門学校教育」(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/015/siryo/08011812.htm)を指している。...

第2版「これからの専門学校を考える」(第三回補講)― 大学全入は専門学校にとってどんな事態なのか?

今回の補講は第三回目になります。 第一回補講(http://www.ashida.info/blog/2008/11/post_307.html#more)は、専門学校の「マナー教育」をどう考えればよいのか?(なぜ、早稲田や慶応の学生は「マナー教育」を免れるのか?) 2008年11月22日 第二回補講(http://www.ashida.info/blog/2008/11/post_308.html#more)は、専門学校の資格主義、実習主義、担任主義、教員組織の問題について 2008年11月25日 今回は大学全入時代というのは本当に専門学校の脅威なのかどうなのか、という議論についてのものです。対大学戦略の問題は集中的には今回の研修の第三回課題(1月21日22日)ですが議論を深く掘り下げるためにもここで予備的な議論をしておきたいと思います。...

「これからの専門学校を考える」(第二回補講)― 専門学校の資格主義、実習主義、担任主義、教員組織の問題について

今回の補講は、本研修で触れた資格主義、実習主義、担任主義と教員組織の問題を扱います。この質問の本研修関連スライド(7枚)は以下のものです。...

「これからの専門学校を考える」(第一回補講) ― 専門学校の「マナー教育」をどう考えればよいのか?(なぜ、早稲田や慶応の学生は「マナー教育」を免れるのか?)

私の2日間の講義について、いくつかの疑問・質問点が受講者の間から出てきました。どれもこれも古くて新しい専門学校教育の核心になる諸課題ばかりです。それは以下のようなものです。  1) 「マナー教育について」(3つの質問)  2) 「資格教育と実習教育の問題点について」(3つの質問)  3) 「教員組織の階層化(教員キャリアパスの形成)について」(9つの質問)  4) 「担任制の問題について」(1つの質問)  5) 「コミュニケーション教育について」(3つの質問)  6) 「就職指導のあり方について」(7つの質問)  7) 「インターンシップ教育について」(1つの質問)  8) 「大学全入問題&これからの専門学校のあり方について」(8つの質問)  9) 「在籍率の定義について」(2つの質問) 10) 「履修判定(期末試験)のあり方について」(4つの質問) 11) 「カリキュラム開発の手法につい...

「これからの専門学校を考える」全3回研修・第一回受講者アンケート(10枚の写真付き)

昨日無事「これからの専門学校を考える」研修会を終えました。活発な議論が交わされ、有意義なものになったと思います(私が言うのも何ですが)。 一日目の研修が終わったのが夜の9:30過ぎ。5時間以上連続の私の講義が続いたあと、2時間のグループディスカッション。みなさんも長丁場を良く付いてきてくれました(感謝)。...

退職しました(その4)― 「特色ある大学教育支援プログラム(=特色GP)」「質の高い大学教育推進プログラム(=教育GP)」の仕事と専門学校改革

私は昨年まで「特色ある大学教育支援プログラム」(2003年~2007年)の審査部会委員、今年の「質の高い大学教育推進プログラム」審査部会員を務めたが、両者の取組は「自己点検・評価」以後の大学教育改革の傾向を見るのに随分勉強になった。...

退職しました(その3)― 番外編:専門学校における学園祭の意味=放課後評価が学校評価の鍵を握る(4枚の写真付き)

11月冒頭の祝日連休は、わが学園の学園祭の日だった。毎年の恒例行事だ。専門学校にとって「学園祭」とは何か。これも私が教職員に投げかけた問いだった。...

退職しました(その2) ― 「実習の専門学校」をどう考えるのか、どう考えたのか?(単位制の大学と時間制の専門学校、どう違う?)

「資格の専門学校」が躓きの石だったようにして(http://www.ashida.info/blog/2008/10/1.html#more)、「実習の専門学校」も私(たち)には問題の多いもののように思えた。...

退職しました(その2のプレ議論) ― 専門学校に於ける情報リテラシ教育とは何か?

先の記事「退職しました(その1)」の「703号」さんのコメント(http://www.ashida.info/blog/2008/10/1.html#c13551) を読んで思い出したことがありました。 私が小山学園でやった大きな仕事の一つに〈情報リテラシ〉運動というものがあります。1995年テラハウス東中野校舎を新設したときに、竣工6ヶ月前に、私は前理事長(山本眞理事長)にお願いして、全館(全教室)インターネットに繋がるネットワークを敷くべきだ、と「主張」しました。「主張」というのは、誰も学内にそんなことを言う人がいなかったからです。...

退職しました(その1) ― 「資格の専門学校」をどう考えるのか、どう考えたのか(〈資格〉教育関連記事付き)。

2ヶ月前の7月末日をもって長い間お世話になった学校法人小山学園を退職しました。現在、無職、求職中です(苦笑)。8月1日以来、長~い夏休みが続いていましたが、もう10月になってしまいました。...

これからの専門学校を考える ― 大学全入時代とは大学の専門学校化のこと(さてそのとき専門学校はどうなるのか)

全国専門学校情報教育協会(http://www.invite.gr.jp/)研修委員会から講演依頼がありました。私のここ数年の専門学校教育論をまとめて発表して欲しいとのこと。しかも、泊まり込み研修の3回シリーズ(2日間×3回=6日間)。 400字詰めの原稿用紙で言えば約200枚~300枚くらいの内容。こりゃ、たいへんだ。...

「大学全入時代における大学改革と専門学校改革 ― 金沢工業大学と専門学校の今日」(収録ビデオ付き)

6月13日(金)16:15~17:30、東京・四ッ谷/主婦会館 プラザエフにおいて開催された情報教育協会管理者研修において行った私の講演がビデオ化されました。謹んで無料で公開します。...

前の20件 1  2  3  4  5  6  7