カテゴリ「これからの専門学校」の記事一覧

バカな若者について-人材育成の諸課題(増補改訂版ver5.1)

「会えない時間が愛育てるのさ」と郷ひろみは言いました。歌のタイトルはまさに『よろしく哀愁』だったわけです。「哀愁」(OUTPUTのないINPUT)こそが〈育む〉ことの原理なのです。 まさに大学受験勉強などは、それゆえ、「哀愁」の勉強だったわけです。最近の若者は、「哀愁」に「よろしく」が付いている意味がわからない(中曽根臨教審から最近の教育再生実行会議までの教育思想の犠牲になっているとも言えますがhttp://www.ashida.info/blog/2014/07/post_429.html#more)。昨今のコミュニケーション論の対極にある言葉が「よろしく哀愁」です。 さて昨年12月29日の忘年会のこと。若い人のよくある勘違いに出会った。...

何が実践的な教育なのか ― 多様性にまみれない教育こそ、学校教育の意味

1. 少し時間が経ったが、この間、辻調の自己点検評価委員会に参加して、久しぶりに興奮する議論があった。 2. 実務の現場では、たとえば、卵一つにしても、学内実習のように新鮮な卵ばかりが使えるわけではない、様々な理由で鮮度の落ちた卵を使わざるを得ない場合もある。 3. そうすると、ある意味理想的な環境で学んできた学生の料理の技術がたちまち頓挫する場面も多々出てくる。 4. いつも、〝上級〟の食材で学ぶのではなく、〝中級〟〝下級〟の食材や環境で学ぶことが職業教育本来の実践的な教育ではないのか。...

増補版・高校生のための進路決定ガイダンス ― 学歴と収入との関係について

7月10日に、とある私立高校の女子3年生100人にレクチャーした際に使ったパワポを再掲します。「男子の収入に子育てを頼ることができない時代」(この講演での私の再三のフレーズ)の高校生女子のために作った資料です。 ...

大学入試改革(教育再生実行会議)の時代錯誤について ― 〈人物〉評価とは何か。

『教育と医学』http://www.keio-up.co.jp/np/kyouiku.do編集部(慶應義塾大学出版会「教育と医学」編集部)から、大学入試改革についての記事依頼があり、20枚ほどにまとめてみました(まだまだ書きたかったのですが)。『教育と医学』2014年7月号(733号)の「特集2・大学入試制度改革の動向と影響」に掲載されています。編集部のご協力、了解を得て、転載します。 大学入試改革(教育再生実行会議)の時代錯誤について ― 〈人物〉評価とは何か。...

【第五版】今度は「後書き」(キャリア教育はどうやって断念されたのか) ― 消費偏差値と高等教育のグランドデザイン)草稿ができました ― 読んだ人は必ず買って下さい(笑)

★あとがきにかえて 教育の現場に長い間いると、世間の人々のでき不出来、人々の行動のでき不出来がすべて自分の教育の成否に関わっているように見えて、いやーなタイプの人間になりがちだ。組織内の同僚、部下、上長までをも「どんな教育を受けてきたのだろう」という目でついつい見てしまう。その人達の〈経験〉や〈才能〉よりも、受けてきた〈教育〉が気になる。...

高大連携に於ける「本人の希望優先」という進路指導方針について

1)まず、第一前提は、「本人の希望」(厳密には「本人の意志」)を無視して、進路指導などできないということ。これに反対する者など誰もいない。 2)問題は、この「本人の希望」という言葉は、“最初に”本人が何を考えているのか(今後、この本人の希望を〈希望1〉と呼びます)、と、“最終的には”何を希望するのか(今後、この本人の希望を〈希望2〉と呼びます)という紆余曲折のプロセスを覆い隠してしまうということ。...

学校教育における〈試験(学期末試験)〉の意味について

この夏休み期間中に、特には8月中にやったFD研修の中で、特に、学校教育における試験の意味について質問や議論があったところを、Q&Aふうにまとめてみました。ご参考になればどうぞ。...

講談社『現代ビジネス』の田村耕太郎さんによる取材記事・総集編(第一弾~第三弾) ― 偏差値30、40台の学生を一流のITエンジニアにする教育法

現代ビジネス(講談社)の田村耕太郎さんの私へのインタビュー記事:「偏差値30、40台の学生を一流のITエンジニアにする教育法 ― ゆとり教育の被害者を稼げる人材に変えよ!」http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32600 から三週にわたって分載された私の発言を修正補筆しながら、全文一覧できるようにしました。 「現在の高等教育での一番の問題点は、いまの大学教育も専門学校教育も、積み上げ型のカリキュラムになっていないということです」と芦田宏直氏は言う。...

講談社『現代ビジネス』の田村耕太郎さんによる取材記事・第二弾、本日UPされました。

「偏差値30台、40台の学生を最強のIT戦士にする教育(その2) ― 東大、東工大を就職で圧倒する専門学校生。受験で詰め込めなかった学生に詰め込んでこぼさせず社会に出す教育」http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32654。 --------- 『人間性』とか『コミュニケーション能力』というのを期待する企業は、リベラルアーツ病にかかっている『高偏差値大学待望型』の企業なわけです。単に素性の良い学生を欲しがっているだけのこと。こういった企業を出口に想定すると、学校側もカリキュラム開発を促進する動機を失ってしまうわけです。...

Learning Planet 2010-03 / vol.3-2 キャリア教育を考える

先週の田村耕太郎さんの、私への取材記事http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32600は、BS朝日「Learning Planet」(2010年3月)で、「キャリア教育」について私が話したこの内容と関連しています。この機会に参照してみて下さい。なお、この放送で流れるパネルの原稿は、私が書いたものを、BS朝日がパネルデザインに直したものです。...

偏差値30、40台の学生を一流のITエンジニアにする教育法(講談社『現代ビジネス』における田村耕太郎さんの記事)

「コカコーラソーシャルメディアサミット2010」(http://www.ashida.info/blog/2010/12/2010.html)以来、交流のある前参議院議員の田村耕太郎さんが、今の日本における大学教育(あるいは専門学校教育)の問題のについて、私に取材してくれた。本日、『現代ビジネス』(講談社)にUPされました。 ----------- 「問題は、いまの大学教育も専門学校教育も、積み上げ型のカリキュラムになっていないということです」(芦田氏)...

学校教育と生涯学習と家族と ― 中曽根臨教審の呪縛(学ぶことの主体とは何か)

フィッシュキンは、「メリット」(メリトクラシーのmerit)と「生活機会の均等」と「家族の自律性」とは三つ同時には実現できないと言っている。...

(続)「学び合い」小学校教員からの再反論がありました ― 謹んでご紹介します。

「 『学び合い』小学校教員からの反論がありました ― 謹んでご紹介します」http://www.ashida.info/blog/2011/02/post_405.html#more の私の記事に対してふたたび当事者の先生から意見を頂きました。ありがたいことです。再度誤解を解きたいと思います。...

「学び合い」小学校教員からの反論がありました ― 謹んでご紹介します。

この「反論」は、小学校の「学び合い」授業を参観して(1)http://www.ashida.info/blog/2011/02/1_3.html#more という私の記事に対するものです(まだ書きかけのものですが)。私が直接授業を参観させていただいた先生からのもの。貴重です。 1)私は「学び合い」ではそもそも毎時ごとのレフェランス(「基準値」)というものはそれほど重要ではないと考えます(これは「なくてもよい」というわけではない)。そもそも毎時ごとに基準値を達成させようとするから、多くの児童や生徒がそこからこぼれて逃げていく。児童の進度のみならず理解度も授業内でばらばらなため、相対指標しかないと言われるが、そもそも毎時ごとに達成基準を設けて児童の到達度を細かく測っても、その合計が子どもの理解の深度や確かさにつながるわけではない。 【芦田】特に毎時的である必要はない、が、ではどんなスパンでレフ...

「学び合い」教育の諸問題(3) ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと

「学び合い」教育の諸問題(1) ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと(2011年02月17日)http://www.ashida.info/blog/2011/02/post_403.html#more、「学び合い」教育の諸問題(2) ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと(2011年02月18日)http://www.ashida.info/blog/2011/02/_2.html#more の続編です。まだまだ続きます。 【「学び合い」教育の諸問題(84)】操作と習熟を超えた教育とは、「学び合い」教育に対して言えば、先生にしか教えられないことを教えることである。たとえば、こんなふうな→http://www.ashida.info/blog/2003/05/hamaenco_3_51.html。小学校で言えば、かけ算はなぜ面や立体になるのかというような。...

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