そう言えば、この間6月15日の父の日に、何も言わずにリポビタン「D」の三本組セットが冷蔵庫に入れてあった。無粋な男たち(私と息子)の琴線を踏む“コミュニケーション”だ。 ※追伸:なお163番(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=163.124.22)の記事で『いまだ人生を語らず』という吉田拓郎のアルバムは正確には『今はまだ人生を語らず』(1974.12.10 発売)だそうです。慎んで訂正しておきます。このアルバムは、拓郎の数あるアルバムの中でも珠玉の名作が含まれています。もっともその中の名作『ペニーレインでバーボン』のおかげで発禁になってしまったといういわく付きのアルバムですが。...
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だから、シナトラの『マイウエイ』や谷村新司の『昴』をカラオケで歌う人はすでに死んでいるし(たぶん仕事がうまくいっていないか、自分の現在の社会的地位に満足しているかのどちらか)、シナトラにとって『マイウエイ』は単なる老害。谷村新司は単に人気に溺れたにすぎない。吉田拓郎が『いまだ人生を語らず』(アルバム名)を歌うときには、「いまだ」が付いているからだめだ。いつか語るつもりなのだから、むしろ人生にこだわっているのは拓郎自身なのである。つまり拓郎は、若い勢いでそう歌ったにすぎない。最近大病を患った拓郎は、「俺はもうだめなのかな」とベッドの上で泣き続けたらしい。彼は「人生」にふけっているのである。元気になってももう彼は終わっている。...
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2003年6月19日 00:06
家内の症状報告
,日常
,社会・政治・思想
,自己ベスト
家内は、幼虫の毎日のように変化している。「左足少し動き始めた。右足かなり上がる。足先の感覚も戻り始めた」(9日)、「鉛のようだった左足が軽くなってきてあがるようになった」(10日)、「左足の支えが昨日より強くなっている」(12日)、「今朝左足先がかなり動いた」(13日)、「今朝、左足が(元気な)右足と同じように寝たままの膝立ができた! これができないと立っても前に踏み出せないから、大進歩」(16日)、「リハビリしました。まだパルス(ステロイド)の昂ぶりが体中に感じられてぐんぐんしています。これから効いてくるはず」というように。何だか、自分の体で遊んでいるみたいで、思わず、「楽しそうだね」と言ってしまいました。 ...
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2003年5月27日 23:44
家内の症状報告
,自己ベスト
今度は、一人息子の太郎が“倒れた”。(たぶん)風邪だと思うが、熱が38度を超えてしまった。しかも今週月曜日から中間試験の真っ最中。今日もテラハウスを早退して8時過ぎに帰宅したが、勉強もせずに寝ていた。「試験に自信のない奴は大概試験中に体の調子を悪くする。おまえもそうなんじゃないの?...
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「多発性硬化症」の治療自体は単純なものだ。入院するたびに毎回「髄液検査」(http://www.ne.jp/asahi/sairingi/home/ippan/ippan-sonota-1.htm)「MRI」検査(http://www.nagasaki-u.ac.jp/nyugaku/setsubi/igaku_byo01.html)を行い、「ミエリン」の異常箇所(http://mmh.banyu.co.jp/068/s068_01.html)を確認しながら ― 「多発性硬化症」とは、諸神経繊維を“絶縁”機能的に包む「髄鞘」が免疫異常のために何らかの“損傷”を受けるというもの(「髄鞘」を形成する「ミエリン」というタンパク質を免疫系が自己攻撃してしまう)、そのため神経伝達が異常を起こし、運動機能や諸感覚を麻痺させてしまう ― 、「ステロイド点滴」(1回3日間連続でそれを断続的に行う)で治療...
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またまた入院だ。火曜日(20日)の午後から、やはり左足がつるようになって、水曜日(21日)に病院へ駆けつけたが、様子を見ましょうと行って戻ったのが悪かった(さすがに主治医も3回もの入退院は格好悪かったのかもしれない)。 金曜日(23日)の午後から今度は(左足に)力が入らなくなってだらっとした感じ(要するに悪化している) ― とは言え、私には何のことかさっぱりわからない。人が二本足で直立歩行するということはやはり大変なことなのだ。最近は若い女性が颯爽と歩いているのを見ると大したものだと思うようになってきた。 いずれにしても、今日土曜日(24日)早朝から再々入院の予定(先生から「救急車で来てもいい」と言われたらしい)。 これが「多発性」ということか。外科的な病気ではないので、なんともやっかいなものだ。時間の経過と治癒の経過とが必ずしも並行しない。「多発性」と言っても“初心者”なため、そ...
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色々とご心配をおかけしていますが、本日(5月14日)、退院ということになりました。一ヶ月ぶりの「再」退院ですが、とにもかくにも、この病気、「多発性」という言葉が付いているように、前触れもなく再発することがあります。だから「難病」指定なのでしょう。全く再発しない場合もあるし、何回か繰り返す場合もあります。繰り返す場合も、今回の家内の場合は、骨髄(首の少し下)の神経がおかしくなりましたが(そうやって足への指示系統がおかしくなり歩きづらくなる)、そこではない、たとえば視神経が病変になる場合もあります。場所も「多発」する可能性があるのです。ややこしい病気です。 「難病」とは言ってもアメリカやヨーロッパには多く、日本では5000人〜8000人くらいの患者しかいないまれな病気です。もっともこの人数は曖昧で、診断が付かず「更年期障害です」と言われている患者の中の中にも“多発性硬化症”の人は潜在してい...
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どうも有り難うございます。車内からお見受けしたのは、家内を病院へ再度“戻し”に行くときでした。三日間(3日、4日、5日)の連休は、あれほど天気がよかったのに、家で、家内と息子の食事を用意するのに終始しました。ゴールデンウィークがこんなことになるなんて予想もしなかったことです。でも、その三日間でも足の調子は改善の兆しがあり、本当に後何日かで歩ける気配はありました。それが確認できただけでも、この仮退院は大成功です。本当のところ、この仮退院の三日間でさえも、途中で病院に戻らなければならないかも、とお互い心配していましたから、自立できるきっかけをつかんだだけでもよかったのかな、とも思っています。そうは言っても油断は禁物ですが、とにもかくにも訳のわからない病気です(だから「難病」なんでしょう)。担当の先生たちは、私には一切コンタクトを取ろうとしませんから(家内とのやり取りはかなり密ですが)、その程度...
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昨日、車でお出かけするときに、ちらっとお見かけしましたが、まだ外泊中と 思ってました。しっかりと直してから、安心出来る状態で退院したほうが 良いですよね。留守宅も大変でしょうが、安心して入院生活を送れるように もう少し頑張ってください。...
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とりあえず、今日、今帰ってきましたが、外泊扱いで月曜日午後には病院に戻ります。もう1クール、ステロイド点滴を打った方が確実だということになって、来週3日間(火、水、木)点滴を行い、その結果を見て12日の週を目処に退院予定です。とりいそぎご報告まで。 ...
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料理の腕前の本質は素材と味付けだと思っていたが、最近はそうではないような気がしてきた。いかに温かいものを温かいままに食卓に出すかどうかがすべてだ。 たとえば、“ステーキ”と“それに添えるもやし炒め”と“バター明太子ほくほくポテト”と“サラダ”を食卓に出すとき、どういった順番で作れば、食卓上一番暖かい状態(サラダはいいとしても)でそれらを食べることができるのか。 今回の自炊(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=135.124.4)で、この組み合わせを3回体験しているが、毎回、この組み合わせは気が狂いそうな状態になる。もやし炒めが(取りかかりの)最後だが、この最後は、ステーキの最後とほとんど同時でなければならない。それを気にしていると今度はジャガイモの柔らかさが気になる。ほくほくポテトにするには、まるごとのジャガイモを入れるので、カレーのジャガ...
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「分別ゴミ」という思想はいったいどこから来た思想なのだろうか。ゴミは分別できないからこそ〈ゴミ〉というのであって、分別できればもはや〈ゴミ〉ではない。それもあって、市町村(区)によっては、分別の“定義”も違うらしい。さもありなん。分別できなものを〈ゴミ〉というのだから。 ゴミを分別するなんて、犬のウンチを片づけながら散歩するのと同じくらいにばかげた行為だ(ウンチをかたづけるくらいなら犬をつれて散歩をしないほうがいい ― 犬のウンチを携帯しながら散歩をするというのは一種の近代的な病(やまい)だ。散歩はそもそも手ぶらでするものだ。荷物を持った上にそれもウンチというのは、不快きわまりない散歩であるに違いない)。あるいは、禁煙席を作るレストラン(高級レストラン)もナンセンスだ。たばこを吸ってもクリーンな空間を作るのがサービスというものだろうに、顧客側に禁煙を強いているのも奇妙な思想だ(もっとも私自...
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日頃、家内に優しくしていない夫というのは、彼女が病気になっても優しくできない。たぶん、彼女が死ぬときにも嘯(うそぶ)いているのではないだろうか。だから、彼女が昨日の夜中、つり気味の片足をさすってほしい、と言ってもとてもそんなことはできない。1300名の前で入学式の式辞(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=143)を話す方がはるかに楽だ。いざというときに親切にできるくらいなら、いつだって親切にできる。逆ではないのだ。私にとっては、車椅子を押すのと、靴を履かせてやるところまでが限界。これ以上は恥ずかしくて、恥ずかしくて死んでも無理。 5日に退院して、15日に再入院。12日の土曜日までは神経もかなり戻ってきて、順調だったが、日曜日あたりから少し変だったらしい。(自宅療養中の)薬は予防薬だけが処方されていて、治療薬は皆無だったから、お医者さんの...
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昨夜から急に右足が動かなくなり、また入院してしまいました。桜を見て、おいしいタケノコを食べたまではよかったのですが、あとが、いけない。今病院で付き添っています(ザウルスSL−C700で入力しています)。詳しくは後で。...
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芦田宏直 wrote ; > こんな年度変わりの超多忙なときに、家内の身体が動かなくなり、今先ほど日赤広尾病院に入院しました(私はテラハウスで仕事をしていますが)。3年前の死ぬ直前の病気にかかって以来(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=322&e=msg&lp=322&st=80)、毎年、春になると変調を起こしていたのですが、今年は、3年前と同じくらいに身体全体がしびれたり、いたくなって歩くことができないようです。スキャン結果では脊髄に損傷があるようだとのこと。3年前は「低ナトリウム血漿」「多発性硬化症」のような症状が出て動けなくなっていたのですが、今回のものとの関連はまだ精密検査しないとわからないとのこと。なにやら大変そうだ。 退院おめでとうございます。本当に良かったですね。 (管理の悪いマン...
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家内は、昨日予定通り戻ってきました。昨日は、専門学校の保護者説明会が14:00からあり、私はそこで「学校方針」を1時間話す予定だったのですが、(やはり)時間を超えて、1時間30分話してしまい、(いつものように)「長すぎる」と教員からは、不評。しかし、後で聞いたら(後半は各科に別れての科案内のレクチャー)、「科長さんも校長先生のように熱心な先生で安心しました」との感想が多かったとのこと。これで一安心。でも、家内には16:00くらいには迎えに行けると言っておいたので、一番急がなければならないのは、私の方だよ、と教員たちに言いたかったのですが。 昨日は雨でしたが、今日は晴れ上がり、まだよちよち歩きの家内を連れだして、何とか間に合った自宅前の桜を公園のベンチから30分くらい眺めていました。まだ自宅の周りしか歩けませんが、杖なしで歩けます。その桜の写真を貼付しました(後ろがあの管理の悪いhttp...
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家内の退院が決まりました。土曜日(5日)だそうです。最後まで残っていた神経麻痺の部分もかなり回復し、なんとか桜が散るまでには自宅に戻れそうです。直接の担当医の先生は「芦田さんと別れたくない」と訳のわからないことを言っていたらしいですが、主治医は「通院で大丈夫でしょう」とのこと。中国や香港ではやり始めている急性肺炎(http://www.tokyo-eiken.go.jp/IDSC/SARS/sars-topics.html)から逃れるためにも早く病院から離れた方がいいかもしれない。とりあえず、一安心です(でも「これからが本当の治療です」とのこと、「なるほど」と思うが、人生なんて死ぬまでずーっと治療だよ、と思ったりもする)。ご心配をおかけしましたが、この場を借りて、お見舞い、お見舞いのメールなどを頂いた方々にお礼申し上げます。もちろんお見舞いの有無にかかわらず、有形無形のご心配をおかけした方...
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今日も病院へ行って来たが、この入院で勉強になったことがいくつかある。 ほぼ30年前に京都から東京に出てきて、1,2回しか行ったことのない(しかも電車でしか)渋谷を自動車のコースとしてマスターしたということだ。これもわが愛機NAVI・AVIC-XH99 (http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=2) のおかげだ。NAVIがなければ、私のような田舎者の新宿派にはとても渋谷になど乗り込む気がしない。新宿は、たとえ(早稲田の校内のように)ジャージでも歩けそうだが、渋谷の人間たちはすべてが風景になってしまっていて(慶応の校内のように)、窮屈な感じがする。私のAVIC-XH99(http://www.pioneer.co.jp/press/release310-j.html)は、以前にも触れたようにミュージックサーバーとしても魅力的な商品だが、NAVI...
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昨日(28日金曜日)の夕方からやっと個室が空き、個室に移りました。本人はいたって元気。まだ雲の上を歩いているような感じは残っていますが、一人ですべてできます。早くて来週中くらいには退院できるとのこと。桜はもう散っているかもしれませんが。...
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後かたづけのある食事は苦痛そのものだ。食事を作るまではいい。目的があるからだ。しかしその作った食事を食べるとテーブルの上には、汚れた食器が残るだけ。そのままにしておくのも不快だが、食べたすぐ後での後かたづけはもっと不快だ。動く気になれない。しかし食器をテーブルの上に残したままでは、何もできない。くつろぐ気にもなれない。一気にキッチンに持っていけばいいが、シンクの中に食器を重ねてそのままにしておくのも気が引ける。見なかったことにしようと思っても、そう思う分、余計に目に付く。そんなイライラな気分でいると、先ほどまで食べていた食事の快感が半減する。最近は食事が苦痛だ。こんな日があと何日続くのだろう。 女の人は、毎回こんなことを繰り返しているのか? これに女の人であれば、「おかわり」なんていう手間が増えるから、ほとんど食べた気がしないのではないか。 「ファミリーレストラン」というのは、子供のために...
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