カテゴリ「家内の症状報告」の記事一覧

症状報告(36) ― 牡蠣フライはもう作らない

 今日は、知人から牡蠣をいただいたので、牡蠣フライを試みたが、失敗した。2ヶ月前に作ったかき揚げも失敗したが、やはり揚げ物は難しい。作り方を聞いた人も悪かった。宮川先生(http://www.terahouse-ica.ac.jp/smiya/index.htm)の奥さんだが、彼女はどう考えても料理がうまそうには見えない。「テレビでもやっていましたけど、牛乳と小麦粉をワンカップずつ入れて、それに牡蠣をつけて、それからパン粉です」なんて言われても、そもそも「ワンカップ」というのがどういう単位かわからない。そもそも「テレビでやっていましたけど」というのが怪しい。しばらくしたら、宮川先生から電話がかかってきて、「玉子も入れるんだよ」とのこと。これも奥さんからではないというのが怪しい。その通りやったが、やっぱりダメ。新婚の奥さんに聞いたのがいけなかった。  そもそもいつまで経っても、揚げ色(濃い小...

症状報告(35) ― 転院、無事終了

 今日の転院は、思いの外、うまくいった。家内は、約三ヶ月半ぶりのマイカー・アルピナの助手席に乗りこんだ瞬間、泣き始めて、困った。「家の匂いがする」なんて言いながら。そんなアルピナないだろ、とは思ったが、まあしようがない。東京女子医大は、新館がまだ改築中で、しかも新宿河田町は何かざわついた感じがして、ロケーションがよくない。日赤・広尾の方が病棟も周囲もはるかにゆったりしている。駐車場については、地下駐車場のなかに平置きと(車が隠れる)機械式の両方があったが、車椅子を必要としている患者が乗っていることに気を遣って、係の人が、平置きの駐車スペースに特別に誘導してくれたが、とんでもない。「機械式でいいです」とわざわざ、“そこ”を脱出して機械式側に即座に回った。(善意を無視して)怒られるかと思ったが、「だよね。アルピナ、傷つけられたら大変だよね」。「わかってるね、おじさん」とは言わなかったが、「すみ...

症状報告(34) ― 16日に東京女子医大に転院

 家内の転院日(日赤医療センター→東京女子医大病院)が、12月16日(火曜日)の午前中に決まった。12月8日の診察(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=243.124.40)から、約一週間。もう後は、ブッシュ大統領以外に頼む人はいないくらいのお願いの仕方をしても、これくらいの時間はかかる。何とか年内の検査が間に合うかもしれない。  家内は、8日の検査以来、体力をかなり消耗したらしく、その後2、3日かなり不安定で、転院をしきりに(家内にしては珍しくわがままなくらいに)待ち望んでいた。特に経口ステロイドをどんどん減量しているときなので、それもあって病状が安定しない。減量時こそ、安静が必要なのだが(身体が自己免疫力を更新する一番重要なときなのだが)、時期が良くない。しかし、そんなことを言っていてもしようがない。  16日の午前中は無用なことに体力...

症状報告(33) ― 拾う神

 今日は、例の東京女子医大(http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/index.html)の初診日だった。日赤病院(http://www.med.jrc.or.jp/)の病室から直接東京女子医大へ行き(私は朝から抜けられない会議のため、友人に頼んで家内をタクシーで連れて行ってもらい、病院で約束の2時過ぎに合流した)、診察記録やMRI資料などを持ち込んで、神経内科部長の岩田誠主任教授(http://www.twmu.ac.jp/TWMU/Medicine/RinshoKouza/181/staff.html)に診て頂いた。この病院は、「多発性硬化症」患者の会(=「MSキャビン」http://www.mscabin.org/)でも推薦されている病院のため、岩田先生ご自身は脳神経の専門(http://www.hitachi-hitec.com/sapiens/007/aj...

返信: 家内が緊急入院しました(千果さんへの返信)。

千果さん(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&search=%8c%bb%96%f0&mode=and&v=560&e=res&lp=560&st=0)、有り難うございます。やっぱり、東京女子医大でよかったわけですね。ご紹介の「大橋高志(おおはしたかし)先生」は医大のホームページ(http://www.twmu.ac.jp/TWMU/Medicine/RinshoKouza/181/staff.html)で見ると「助手」の先生のようですね。日本の大学システムでは、「助手」が一番勉強したりもしていますから、頼りになりそうな気がします。多発性硬化症はヨーロッパやアメリカでの患者が多いため先端研究の論文が毎日でている分野です。研究心旺盛な若い助手が頼もしい分野なのかもしれません。8日の診察の時には...

返信: 家内が緊急入院しました。

千果です。ご無沙汰しています。 そうですか、転院先、決まりましたか。決まってよかったですね。 この2ヶ月ほど忙しくしていて、今日入稿し、1本仕事が一区切りつきました。(こんなことは他人の言い訳に過ぎませんが) 芦田の毎日を読むだけがミセスの状況を知る手がかりでした。芦田さんも水炊きまで作って食べれるようになって、芦田家全員の努力する姿が目に浮かびます。 ミセスの携帯にメールしようかとも思ったのですが、長文になるので、こちらにメールさせていただきます。 一応、私もネットで調べたのですが、MSキャビンに知り合いが多発性硬化症の専門医がいる病院を転院先として探しているので専門医のいる病院のリストをくださいとメールで頼んだところ、以下のような返信が来ましたので、お送りしておきます。 どうぞ、お大事に。 とりあえず、ご連絡まで。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−...

症状報告(32) ― 突然の来客と東京女子医大への転院

 今日は(今先ほど)、また大変なことが起こった。夜、息子の太郎と、今週4回目の水炊きを食べていたら、突然、“ピンポーン”と1F玄関の来訪者を告げるベル音が鳴った。モニタに映った顔はなにやらご婦人の模様。5Fの岡村さん(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=140.124.9)かな、と思っていたら、息子が「オダさん、だって」。誰だろ? と言いながら私が出ると「先ほど学校(テラハウス)へ行ったらもう帰られたということで、病院のパンフレット、持ってきたんですけれど」とのこと。オダさん? どこかで聞いたな、と思って、「どうぞ、今開けます」。  食事中だったが、8階のわがフロアでむかえた彼女は、2年前、テラハウスでパソコンの勉強をされていたオダさんだった(私は彼女が勉強されていたときにはほとんど面識がなかったが、テラハウスを卒業されてから一度学校に来ら...

症状報告(31) ― 日赤は救急病院だった。

 今日11月25日は家内の49歳の誕生日だったが(吉本隆明http://shomon.net/ryumei/の誕生日と同じ。家内は吉本隆明と、私の用事の途中出会って話したことがある)、その今日、主治医の武田先生から呼び出しを受けた。  「リハビリ転院をすすめる」と言う。しかしよくよく聞いたら、この病院(日本赤十字医療センター http://www.med.jrc.or.jp/arrive/traffic.html)は、救急病院のため、基本的な入院期間は16,7日間と厚労省からも指導を受けており、「私も患者と厚労省との板挟みでつらいのですが」(武田)と言う。私は、そういった“指導”があるというのを始めて知ったが、たぶん治療費の収入よりは、助成金の収入の方が上回るのだろう。厚労省行政の凸凹なのだ。  「あと2週間ほどすれば、転院できるほどには体力は回復するだろうし、(私のお薦めする)行き先の病...

症状報告(30) ― 『免疫革命』の革命性

家内の症状は、ゆるやかに改善に向かっているが、すでに点滴ステロイド(=パルス)の時期は終わって(9月3日から10月5日まで3日連続で断続的に5クール行い)、(いつものように)経口ステロイドの治療に移っている(10月5日から10錠50ミリ 10月12日から9錠45ミリ 10月19日から8錠40ミリ 11月2日から7錠35ミリ)。パルスも経口もステロイドはよく効いており、日々の変化がわかるくらいによく効いている(だから、やはり「多発性硬化症」だろう、ということになっているらしい)。副作用は顔の下部がふっくらふくらむくらいだ。今回の入院治療でいちばんちがうことは、あの全身をはしる“ビリビリ”について、直接治療を行いはじめたということだ。  この“ビリビリ”は専門用語で「有痛性硬直性痙攣」というらしい ― こんなものは専門語でも何でもない。ただ症状を漢字にしただけのことだ。こういった名称は、この世...

症状報告(29) ― 多発性硬化症ではない?

 今日は、午後からずーっと広尾の病院にいた。例の新しい検査の件(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=192.124.33)で、主治医と話すことになっていた。  彼の診断のポイントは、3回の入退院における病巣が同じ部位だというのは(少し)おかしい、ということだ。  多発性硬化症の、「多発性」という言葉の意味は、時間的、空間的の二重の意味がある。何度も繰り返す(場合がある)ということと、病巣も多部位で起こりうるということだ。これはこの病気のイロハの認識。  ところが、家内の場合は、時間的には多発しているが、空間的には多発していない。これは(少し)おかしい、というのが主治医の判断。同じ箇所で、6ヶ月に3回も「多発するというのは、そんなにないことですか」(私)。「そうですね。あまりないことですね」(主治医)。  「MRIを見てみると、骨髄のほとんど...

症状報告(28) ― 先生と家内に呼ばれた

 今日は、家内と病院に呼び出されて、症状報告、治療計画の話を聞かされた。「次の段階の治療を考えている」とのこと。主治医の武田先生は、今日は外されていて(というか私が仕事で間に合わなかった)、宮崎という直接の担当医との話だった。次の段階というのは、2点ある。「骨髄の中の血管が(体質的に)変形しているのではないか」、その検査をして、本当に「多発性硬化症」なのかどうなのかを確かめてみたい。もしその特定をしないとしたら、ステロイド治療をやめて「免疫抑制剤を使いたい」とのこと。ただし、先の検査は、難しい検査で、場合によっては「現在の症状がさらに悪化する」ことがあるとのこと。したがってご家族の承諾がいります、ということだった。  私がその提案を受けて、真っ先に質問したことは(家内はずっとこのやり取りをそばで聞いていたが)、「この3月からの入退院は、この病気としては普通じゃないの?」ということ。「こうい...

症状報告(26) ― また入院してしまいました。

 また入院してしまいました。50歳も直前にして、2回も3回も入退院を繰り返していれば、もうとっくに死んでしまっているところでしょうが、この病気の「多発性」というところが、やっとわかってきたということでしょうか。  8月の初旬に戻ってきて、約一ヶ月間は自宅にいましたから、その最中にも「(自宅療養の)新記録樹立だな」と冗談を言っていたところです(本人は「やめてよ、もう二度と病院には戻りたくない」と言っていましたが)。  先週の月曜日(9月1日)くらいから、「右足の指が動きにくい」ということと「睡眠が充分に取れない」という“症状”が続いて、3日(水曜日)の病院検診(前々から決まっていた)に行って、主治医の武田先生にその症状を伝えたのですが、「体力が落ちているのかもしれないから、様子を見ましょう」と先生の弁。自宅に戻ったのですが、眠れない。ますます指先が動かなくなっていくのが感じ取れて、こりゃまず...

症状報告(25) ― 退院後の検査

 今日は、朝から16:00過ぎまで、家内の退院後検査に付き合った。何しろ、自分で長い距離を歩けないから(長いと言ってもまだ5メートルも歩けない)、私が付き合うしかない。彼女よりも大切にしているクルマなしには、こんな付き合いはしない。  私の車の特徴は、とにもかくにも、エンジンにある。エンジン性能と言えば、普通、高速走行性能を意味するが、それは半分ウソ。病人を乗せて低速で走っていても高性能エンジンはそれらしい“性能”を発揮する。信号の短い区間でアクセルを踏んで、またペダルから離して、を繰り返す場合、ペダルのon,offにこまめにクルマの動きが反応する。エンジンのダメなクルマは、1速、2速のローギアでも(アクセルoffにしても)クルマが減速せず“転がる”。最悪のエンジンを使った耕耘機などは、(アクセルoffにしても)ほんとうにいつ止まるかと思うくらいに回りっぱなしだ。  エンジンの各パーツ(ピ...

症状報告(24) ― 鹿児島・小平さんからの返信

 智美さん、  自宅で過ごされているのですね。  よかったです。  はじめての専業主婦の時間、無理せず楽しんでくださいね。  身体の時間にあわせる、自分を大切にするという智美さんの考えに大賛成です。     東京では、カレー屋さん、焼き肉屋さん、いろんなところへご一緒しましたね。  軽井沢のセミナーハウスでテニスをしたことや、芦田邸でのクリスマス・パーテイが鮮明な思い出です。  智美さんは、あのころにもまして、聡明で、やさしくて、力強い感じがします。  というより、そういう智美さんしか想像できません。  「わたしより車が大事なの?」と泣いた智美さんも、とてもかわいいですが。  わたしもよくそういう言い方をして、夫を困らせるときがあるので、おもわず笑ってしまいました。    わたしのほうは、娘が3人(高1、中3、小6)。かしまし3人娘、にぎやかな毎日です。  仕事をしながら、人間と自然の美し...

症状報告(23) ― 鹿児島小平さんからのメール

25年以上前の家内の友人からメールが突然届きました。彼女は、私と家内が早稲田の文学サークルで活動していた頃、そこに参加してきた友人です。日本女子大学の学生でした。インターネットは空間だけではなく、時間も超えます。なつかしい限りです。「小平」(旧姓)さん、元気ですか? ●2003/8/8/11:02 芦田さん、  かごしまの三嶽(小平)です。  ホームページ(「芦田の毎日」)をときどき覗いています。  木下さん(ごめんなさい下の名前を思い出せない)※木下は家内の旧姓。  東京でお会いして、ちょうど木下さんが就職をなさるころ、「長く立っていると、足が痛いのよね」と言われていたように記憶しています。  わたしには、遠くから祈ることしかできませんが、木下さんを思って、祈ろうと思います。  とてもいい人で、とても優しい言葉をいっぱいかけていただいたのを忘れないでいようと思います。  よろしくお伝え下...

症状報告(22) ― 仮退院の三日間はスリリング

 家内は、18日金曜日の夕方から自宅に戻り、21日のお昼過ぎまで自宅療養の“訓練”のために仮退院していました。  しかしまだまだ自宅療養という感じではないようにも見えます。一人でよちよちと歩けますが、まだ経口ステロイドがよく効いており、ときどき全身に突っ張るように電気が走ります(神経を蘇生させるような電気的な突っ張り)。それはいつおこるかわからないため、支えるものなしで立っているときに、それが起こると倒れるしかありません。膝も簡単に曲げることができませんからきれいに倒れることができません。倒れ方によっては、頭を打ったりしてむしろそちらの方が命取りになることもあり得ます。伝え歩きのできない状態では一人で行動しない方がよいのです。」  帰ってきて、自宅マンションの隣にある『サンマルク』で食事をしようと彼女を一人でクルマから降ろし、私はサンマルクの駐車場にクルマを収めようとしたのですが、何やら彼...

症状報告(21) ― 『サミット』と『さえき』

今日は、例の“バター”カレーの日だったのだが(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=162.124.21)、肝心の食べる段になって、今度は、ご飯ではなくて(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=169.124.24)、麦茶を沸かして冷やすのを忘れて、麦茶がない! 辛いカレーとよく冷えた麦茶、この組み合わせが最高なのに、麦茶がない! そこで息子に頼んで、例の『さえき(http://www.freshsaeki.co.jp/)』に麦茶を買わせに走らせた。ついでにバターの買い足しとマーガリン、さらについでに『午後の紅茶』を買ってきたのだが、帰ってきて真っ先に息子が言った。「俺は、袋に入れてくれたよ」。ショック。「誰々? あの小太りの高校生?」。「そうだよ」。なぜ、私には袋詰めしてくれないのに、息子には...

症状報告(20) ― 女子高生を許さない

やっぱり、スーパー『さえき』(http://job.mycom.co.jp/b03/pc/visitor/search/corp58810/outline.html)の女子高生たちは許せない。夜のほとんど誰もいないレジで、買い物をしても袋に買ったものを入れてくれない。レジでお金を渡し、釣り銭をもらうが、それを財布に入れるときにもわざとゆっくりとじらすが、ほっぺをかきながら何もしようとしない。周りに誰もいないのに。「この野郎!(実際は娘だが)」という感じだ。 そもそも、この私のマンションの真ん前にあるスーパーは、最初は『クイーンズシェフ』だったが(10年以上続いたが)、その後『三浦屋』(http://www.miuraya.com/)が入ったが2年ももたず、今の『さえき』になっている。『クイーンズシェフ』(http://www.shakujii.com/data/32826.html)は『ク...

症状報告(19) ― 松阪牛騒動と食器洗い機

今日(29日)の夕食は、大失敗をしでかした。故・永坂先生(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=559&e=msg&lp=559&st=0、http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?tw=&log=&search=%89i%8d%e2&mode=and&v=255&e=res&lp=249&st=0)のお嬢さんの千果さんが、私と息子の自炊生活を気遣って、木箱入りの松阪牛ステーキ用肉を5枚も送ってくれて、土曜、日曜と連続してのステーキディナーだったのだが、食卓にスープと春巻き(なぜか春巻き)とサラダをならべて肉にナイフを入れて、そうだご飯だ、と食卓に「ライス」がないのに気づいて、息子に頼んで3秒後(ご飯出しは息子の分...

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