NHK・BS再放送の『ZARDよ永遠なれ』をみていたら、坂井泉水はほんとに自分で作詞していたのを知って、今頃感心している。特にデビュー曲Good-by My Loneliness(1991)は、そう思って聴くと悲しい歌だ。

私が彼女の歌詞で一番好きなのは『あなたを感じていたい』の「ねぇ そんなにしゃべらなくても 私笑っていられるから」かな。

大黒摩季によれば、坂井泉水は「何回も何百回も曲を聴いていたら、その音が言葉をくれるから」といつも言っていたらしい。

「揺れる想い 体じゅう感じて」という歌詞の「体じゅう」も「体中」でないのは、体の「中」ではなくて、中も外も「揺れる(想い)」感じを出したかったらしい。なるほどね。それより、「揺れる想い」の「揺れる」という言葉の方がZARDらしいと思いますが。揺れるくらい好きって、普通書けないよ。

「ない時の辛抱 ある時の倹約」(坂井泉水の直筆のメモより)。たしかに。

「人が潜在的に持っている言葉というのは、一生であまり変わらないと思うし、個人差はないと思う。それが外に出るか、自分の中に持っているかで」(坂井泉水・同上)。これが作詞家坂井泉水の最深の原理かと。

「かわいくなれない本当の理由(わけ)は、あなたが私を選ばないから 聞き覚えのある足音がして あっと振り返ったら、人違いだった 人は弱いから愛されたいと願う 会えない日々の数だけ強くなることを憶える」(坂井泉水・同上)。悲しいメモだ。このメモは、私も好きな歌の一つ『Today is another day』に採用されたもの。

「長い人生にはどうしても避けられない道がある。そんなときには黙って歩くんだよ」。子宮頸がんで入院していた最後のメモの一部。2007年5月27日。坂井泉水永眠。享年40歳。

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