建国記念日の日に愛媛(『東京ラブストリー』『坂の上の雲』の個人ツアー)に行って、たまたま買った砥部焼。
以下が生成AI先生による評価。「ちゃんと景色がある」とのことです。絶賛ではないのですが、何百点も置いてあった磁器の砥部焼の中で、これだけが目に留まったのですから(ほとんど買う気がしなかった)、「ちゃんと景色がる」ということで納得です。大切に使いたいと思います。わたしくし的には、気取らなくてモダンなところが好きです。

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1) まず総評:砥部焼らしい「厚手で実用、でも絵は軽やか」
厚めの口縁と胴、丸い量感、安定しやすい低重心。砥部焼の"日常器としての強さ"がよく出ています。
一方、絵付けは 呉須(青)で細い二重線+点だけに絞っていて、情報量を抑えたデザイン。厚手の器にありがちな「野暮ったさ」を、線のスピード感と点のリズムで軽くしています。
→「丈夫に使えるのに、見た目は重くない」というバランスが良いタイプです。
2) 成形(かたち)の出来:丸みのつながりがきれい
胴のプロポーション
胴は 上がまっすぐ立ち上がり、下でふっくら丸く張ってから、底へすぼまる構成に見えます。
この形は
手に持ったとき:胴の丸みが掌に当たりやすく、握りやすい
置いたとき:底がすぼまるので、重心が下がって安定
という実用品として理にかなった設計です。
口縁(飲み口)
口縁が しっかり厚く、角が丸く落ちているように見えます。
薄手の磁器ほどキレは出ませんが、その代わり
唇当たりが硬くなりにくい(当たりが"丸い")
欠けに強い
というメリットが出ます。デスクで日常的に使うマグとしては、この方向性はかなり良いです。
ゆがみ(個体差)の出方
写真では、輪郭線が不自然に波打つ感じは少なく、シルエットは素直。
砥部焼は"手仕事の揺れ"が魅力になることも多いですが、この個体は「揺れを強く見せる」より、道具としての安定感を優先した出来に寄っています。
3) 釉薬(白の表情)の出来:肌がきれいで、光が素直に返っている
白の質感
写真の色味は照明の影響で温かいベージュ寄りに見えるカットもありますが、基本は 砥部焼らしい柔らかい白。
表面の光り方がベタッと均一すぎず、かといってザラつきも強くないので、釉面が比較的整っているタイプに見えます。
釉ムラ・ピンホール
見える範囲では、釉薬の「荒れ」(細かい穴=ピンホールが多い、縮れが出ている等)は目立ちません。
取っ手の内側など、釉が流れやすい/溜まりやすい部位も、極端なダレやムラは強く出ていないように見えます。
→ 日常器として"洗いやすい・汚れが入りにくい"側の釉調です。
※3枚目の口縁付近(左側)に、透明な筋のようなものが見えますが、これは光の反射や何かの写り込み/一時的な付着物にも見え、欠け・釉切れと断定はできません。もし実物で「指に引っかかる」「素地が出ている」なら、そこは要チェックポイントです。
4) 絵付け(呉須の線と点)の出来:にじみが"狙いどおり"で気持ちいい
このカップの見どころは、まさにここです。
二重線の引き方
胴の中央に 細い二本線がほぼ平行に回っています。
完全な機械的平行ではなく、わずかに揺れることで、手描きの温度が残っています。
線が太りすぎず、途切れやカスレも強すぎないので、呉須の濃度と筆運びのコントロールが安定している印象です。
点(ドット)の表情
点のサイズが均一ではなく、大きい点・小さい点が混ざり、さらに一部は線に触れる/近づく配置。
これによって、ただの「帯模様」ではなく、**リズム(間)**が生まれています。
点の輪郭がほんのり滲んで柔らかく見える箇所があり、これは釉下の呉須らしい魅力。
→ 硬質な白磁に、にじみで"呼吸"を入れる絵付けになっていて、砥部焼の良さ(強さ+素朴さ)が出ています。
5) 取っ手の出来:太さ・角の丸みが「使う器」寄り
取っ手が やや太めで、角がしっかり丸い。
付け根(胴への接合部)がなだらかで、見た目のつながりが自然です。ここが急だと"後付け感"が出ますが、この個体は比較的スムーズ。
内側にわずかなうねり(釉のたまり方/仕上げの痕)っぽいものが見えますが、日常器としてはむしろ普通で、指当たりの痛さが出にくい形です。
6) 使い勝手としての「出来」:デスク用マグとしてかなり良い設計
写真のようにコーヒーを入れて使う前提で見ると、
口が広め:香りが立ちやすく、洗いやすい
厚手:冷めにくく、ぶつけても安心
胴が丸い:見た目の量感があり、飲み物の色も映える
青の線と点:コーヒーの濃色に対して、白×青がきれいに締まる
「毎日使って、多少雑に扱っても気にならないのに、ちゃんと景色がある」----この方向の出来です。
