2002年10月に投稿した記事一覧

『友へ』と『ブラックホーク・ダウン』(最新レンタル映画批評)

 今週の推薦映画は、『友へ』と『ブッラクホーク・ダウン』。二つともレンタルビデオショップの最新版でレンタルしています。  韓国で話題沸騰の『友へ』(http://www.chingu.jp/)。韓国映画は、『シュリ』(http://www.amuse-pictures.com/shuri/)、『JSA』(http://www.eiga-portal.com/movie/jsa/01.shtml)、『カル』(http://www.seochon.net/korean_movie/movie/tellmesomething.htm)』『ユリョン』(http://www.koreanavi.com/entertainment/cinema/20010302-1.html)に続いて五作目の鑑賞だ。どれもこれも日本映画よりはるかに面白かった。インターネット普及(環境)でも先を越され、経済再建にも先を...

「知的」である、とは何か?

 たとえば会話や議論というものは、相手が「知らない」ことをしゃべってもしようがないということがある。わかりやすいことで言えば、専門用語や業界用語を使う場合や、もっとわかりやすく言えば、「昨日、ユーレイ(幽霊)見たんだよ」という超体験的な話がなされる場合である。  ...

若干の感想(4)

家族が仲がいいというのはほとんど同じ程度に仲が悪いということを意味しており、ふるさとが居心地がいいというのはほとんど同じ程度に居心地が悪いということを意味しているということ、そういったことをみんな忘れている。...

若干の感想(3)

帰ってきた5人は、“北朝鮮の人”だからこそ帰ってこられた(生き続けられた)ということをみんな忘れている。なぜ、TVカメラはここまで詳細に5人のアップ画像をとり続けているのか、この映像を誰よりも見入っているのは、北朝鮮当局だということを忘れている。みんな平和ボケしている。...

若干の感想(2)

あらゆる全体主義、社会主義は、民主主義だ。民衆に支持されようとするからこそ、「敵国」を作り、軍隊を肥大化させ、スパイを送り込む。また民衆の様子を伺うために民衆の中にスパイを送り込み、警察を肥大化させ、“権力”を増大化させる。すべては民衆への過剰な意識から発している。「支持者というものがいかに頼りないものであるかは、支持者への支持者であることをやめてようやくわかる」と喝破したのはニーチェだ。あらゆる民衆への弾圧は、民衆への過剰な関心、民衆から支持されることへの過剰な関心から生まれているのであって、その逆ではない。...

自己ベスト番外編:映画批評編

自己ベスト番外編:「芦田の毎日」映画批評編です。もっとも映画批評と言ってもレンタルビデオ批評ですから、「最新」ものであっても6ヶ月〜1年は遅れていますが。我が家は、元旦にしか、劇場鑑賞しませんから、こんな鑑賞リストになります。ご勘弁下さい。 1)39 アンジェリーナジョリーを知っていますか?(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=39&e=msg&lp=39&st=0) 2)134 ジョージクルーニ・デンゼルワシントン・ジュリアロバーツ(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=134&e=msg&lp=134&st=0) 3)186 このお正月レンタルビデオのお奨めは、「グラディエータ」です。(http://www.ash...

『芦田の毎日』自己ベスト50 ― おかげさまで3周年

(「芦田の毎日」で最初に物議を醸した、肝心の「なぜ人を殺してはいけないのか」(http://www.terahouse-ica.ac.jp/ashida/ashimai01.htm#006)が抜けていました。自己ベスト50の第二版をアップします)。 ●「芦田の毎日」がお陰様で3年目を迎えることができました。2000年10月10日に「シグマリオン感想」(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&search=%83V%83O%83%7d%83%8a%83I%83%93&mode=and&v=1&e=msg&lp=1&st=0)で始めたときにはどうなるかと思っていましたが、ここまで、こんなふうに続くとは思っていませんでした。“学術論文”を1,2年書くのを離れている間に、ここ5、6年は組織内(社内)のレポートを書く時間が長くなり、その文体に少々食傷気...

『芦田の毎日』自己ベスト50 ― おかげさまで3周年

(「芦田の毎日」で最初に物議を醸した、肝心の「なぜ人を殺してはいけないのか」(http://www.terahouse-ica.ac.jp/ashida/ashimai01.htm#006)が抜けていました。自己ベスト50の第二版をアップします)。 ●「芦田の毎日」がお陰様で3年目を迎えることができました。2000年10月10日に「シグマリオン感想」(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&search=%83V%83O%83%7d%83%8a%83I%83%93&mode=and&v=1&e=msg&lp=1&st=0)で始めたときにはどうなるかと思っていましたが、ここまで、こんなふうに続くとは思っていませんでした。“学術論文”を1,2年書くのを離れている間に、ここ5、6年は組織内(社内)のレポートを書く時間が長くなり、その文体に少々食傷気...

アップル社 の iPod は、サイテーの商品、買うべからず。

 アップル社のiPod(http://www.apple.co.jp/ipod/index.html)は、最低の商品だ。ほとんどTOTOの『ウォシュレット』と同じくらいにダメ(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=55.53.1)。  まず何も考えて作っていないところ(致命的なところ)をひとつ。本体ではボリューム操作がタッチパッドのような操作感でUp & Down できる。これは、Mac派にとってはMacっぽいおもちゃ(遊び)として面白いだろうが、話にならないくらいダメな操作系だ。そもそも、iPodはモバイルを前提に作られている。机の上だけで使うのならタッチパッドでもいいが、カバンに入れたり、スーツの内ポケットに入れたり、場合によってはズボンのポケットに入れる場合もある。そうなるとどうなるのか。下手をするとボリュームが不安定。そのうえ...

今日から、“ナマ芦田”登場。やっぱり暗い。

 はずかしい。今日から、ICA講座紹介のためのストリーミング放送をICAホームページ(http://www.terahouse-ica.ac.jp/)で開始しました。何も所長の私が出る必要はなかったのですが、全体紹介で担ぎ出されて、案の定暗い顔をして低い声で話しています(収録は校長室)。実際の私は、もっと明るいと思いますが、まあこんなもんでしょ。いつもこんな顔をして、こんな声で独り言を言いながら「芦田の毎日」を書いているのです。他にも宮川先生や芦沢先生、新城先生、加藤先生などの講座が紹介されています。  さて、テラハウスICAは、いよいよ来年度から全講座をWEB配信(ストリーミング)で展開しはじめます。テラハウスには、世界中探してもテラハウスにしかない講座がたくさんあります。それを全国、全世界で、そして家庭にいても、会社にいても、出先にいても“受講”できる講座体制がまもなく登場します(お申...

社会人教育と高等教育(1)

リクルートの『カレッジマネジメント』(大学・短大・専修学校経営者向けの雑誌です)から連載原稿を頼まれました。以下はその一回目の原稿です。 社会人教育から高等教育改革へ ― なぜ社会人教育は停滞するのか(1) ●社会人教育の教育的停滞 ― 高等教育はなぜ社会人教育に取り組めないのか 大学や専門学校で、社会人教育が進まない理由ははっきりしている。それは講座や授業の目標・評価の体制、要するに講座管理や授業管理の体制が整っていないため、〈外部〉の受講者が複雑な仕方で出入りする社会人講座を展開することなどできないということである。 たとえば「シラバス」通りの授業をやれている授業がどれくらいあるのか、「シラバス」通りやれていると言えるためのどういった講座管理の体制がとられているのか、このことだけでも学校関係者からは明解な答えは出てこない。せいぜい学生や受講生の“授業アンケート”どまりにすぎない。そ...

若干の感想

しかし「国家犯罪」ということを言うなら、古くはハンセン病、最近の血液製剤事件、あるいは行政の不備で決壊する堤防による死者、三宅島の島民の離散さえも「国家犯罪」によるものなのではないのか? しかも同胞を(こそ)差別したり、死に至らしめるこれらの事件は、異国の思想的な確信犯(近隣国で国交がないとういうのはほとんど戦争状態と同じなのだから何でもありに決まっているじゃないか。そもそもミサイルでさえ撃とうとしている国の「拉致」犯罪を今さら主権侵害の「国家犯罪」というのはどういうことか)よりもはるかにたちの悪い「国家犯罪」なのではないか? こういった同胞も救えない国家が異国の同胞を救えるわけがないではないか? 「国家犯罪」とは同胞に対してこそ苛烈なもの。見えやすい敵にだけ憎悪を向けている、この国の想像力とはいったい何なのか?...